岩波現代文庫<br> 負ける建築

個数:
  • ポイントキャンペーン

岩波現代文庫
負ける建築

  • 隈 研吾【著】
  • 価格 ¥1,254(本体¥1,140)
  • 岩波書店(2019/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 22pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月28日 22時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006033163
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0152

出版社内容情報

「勝つ建築」から「負ける建築」へ.いまや世界的建築家でもある著者の,独自の建築哲学が窺える論集.

内容説明

周囲の環境を圧倒して屹立する超高層ビルなど二〇世紀型の「勝つ建築」は、いまやその「弱さ」を露呈している。二一世紀の建築はもっと様々な外力を受けいれる「負ける建築」の方にむしろ可能性があるのではないか。二〇二〇年の東京オリンピックの舞台となる新国立競技場の設計に携わった著者の、二〇世紀の建築史や現代思想、アートへの幅広い関心にもとづいた独自の建築哲学がうかがえる論集。

目次

1 切断、批評、形式(切断から接合へ;場と物;批評性とはなんだったのか;形式的自由という退屈)
2 透明、デモクラシー、唯物論(淋しいほどに透明な/デ・ステイル;デモクラシーという幻想/シンドラー;デモクラシーの戦後/内田祥哉;制度と唯物論/村野藤吾;場所、存在、表象/三愛ドリームセンター;家をよこせ、テレビを見せろ/ヴェニス・ビエンナーレ1995;少女と行者/ヴェニス・ビエンナーレ2000)
3 ブランド、ヴァーチャリティー、エンクロージャー(公・ブランド・私;風俗住宅;コンクリートの時間;ヴァーチャリティーとパラサイト;「美」の終焉;エンクロージャー)

著者等紹介

隈研吾[クマケンゴ]
1954年、神奈川県生まれ。東京大学大学院建築学専攻修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。現在、東京大学工学部建築学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

23
隈研吾さんが語る近代建築史。コンクリートのハコモノ建築と住宅ローンに裏打ちされた個人住宅の消費が戦後の日本建築だった。ケインズの経済学は消費することを是とする。20世紀の初頭にはまだ、環境の有限性は視野に入っていなかったのだ。これからの建築は、時間や空間から独立するのではなく、持続し溶け込んで存在するようになるのではないかと隈さんは言う。そんな風に人が存在するようになれるだろうか…。2022/08/11

かず

3
自然とは違うんだということを見せつける建築から、自然と一体となる建築へ2020/02/23

引用

1
そういえば全部読んだことなかったわ、雑さが際立つ、雑ゆえの論理の鮮やかさ、パブリシティのための文章、吉阪論、村野論は面白い2022/03/14

taco

1
新国立競技場への想いが少し理解できました。大御所だと思っていたが、日本の建築史上では、まだまだ新しい。2020/09/06

Kazuo Ebihara

1
2004年に岩波書店より刊行された単行本を、 2019年に文庫化。 建築史を俯瞰し、その思想、哲学を解説。 20世紀の「勝つ建築」が、21世紀に入って 「弱さ」を露呈していると指摘。 ライト、コルビュジェから、丹下健三、安藤忠雄まで、 「コンクリート造り」の建築を徹底批判しています。 安藤忠雄には、『連戦連敗』という傑作書籍がありました。2020/07/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14645978
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。