内容説明
一瞬の判断が明暗を分ける勝負の世界で、いかに勝利を手中にするか―。野球場で、テニスコートで、道場で、人生を凝縮したような光を放つ一流のスポーツ選手がいる。彼らのこれまでの歩みには、どんな物語があるのか。また、行く手には何が見えているのか。松井秀喜、伊達公子、福永祐一、古賀稔彦、小川良樹、故・仰木彬など。
目次
二つの故郷―松井秀喜
巣立ち―小川良樹
絆―福永祐一・北橋修二
中断―上田利治
冷めた炎―伊達公子
三四郎三代―岡野・古賀・谷本
遅咲き―仰木彬
著者等紹介
後藤正治[ゴトウマサハル]
1946年、京都市生まれ。京都大学農学部卒業。ノンフィクション作家。90年『遠いリング』で講談社ノンフィクション賞、95年『リターンマッチ』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yohei Seki
1
著者の書く文章がずっと前から気になっていて、一度読んでみようと手に取った本。冷静で、淡々としていて、何とも言えない柔らかさのある文体で、それでありながら取り上げているアスリートやスポーツ関係者の放つ輝きのようなものが次第に、くっきりと浮かび上がってくる。そんな魅力を感じる1冊になっている。特定のスポーツ、特定の選手に肉薄して内面の奥の奥まで深く掘り下げる昨今のノンフィクションとはひと味違う面白さがある。タイトルの「孤高」が本文から見えてくるそれぞれの人物像とマッチしない印象はあったが。2012/08/18
hsemsk
0
松井氏のアレは初めて知ったのですが、割と有名な話なんですかね2014/06/20
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- 和書
- 海も暮れきる 講談社文庫