岩波現代文庫<br> 生命科学者ノート

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岩波現代文庫
生命科学者ノート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006030094
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0145

出版社内容情報

生きものの本質を理解し,そこから生き方を考えるという「生命誌」提唱者の,原点とも言うべきエッセイ集.周囲の人々とのふれあい,日々の生活のなかで社会と科学の接点を綴る.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

123456789wanko

3
前半は新聞に掲載されたエッセーを、後半は武内均との対談を纏めたもの。初出は1980年代らしいので、内容は古いが当時から遺伝子組み替え等の問題に触れており、科学者としての先見性があったよう。2011/11/18

つんどく

1
作者は知らなかったが、ふと手に取って読み始めてみたらとてもとっつきやすいエッセイのようだったので購入。私が生まれる前の科学者のエッセイというなんとも不思議な読書体験だった。科学についての本は新しいものでないと身にならないと思っていたが、当時の生命科学の「情報」というより「空気感」が得られて、こうして今に繋がってきたのかとためになった。2016/10/20

むとうさん

1
ゲノムの視点から生き物をとらえる「生命誌」を提唱した女性科学者のエッセイ集。前半2/3以上は、中学校くらいの国語教科書に出てきそうな「人畜無害」な主張のエッセイ(褒めてない。念のため)。もう少し「生命科学者」であることに意味のあるものを書けばいいと思うのだが。原題である『女性科学者ノート』の方が(少なくともここは)内容に合っている。最後の竹内均氏との対談と分子生物学のインタビューは「生命科学者」らしいが、元が古いうえ文庫化されてはや10年なので、生命科学の先端を知るにしても最新のもっといい本があるはず。2011/02/25

Kaniza

0
一人の女性として、化学、分子生物学を学び、家庭を築きながらも、現在も"ライフサイエンス"を軸に活躍されていて、ただ憧れの気持ちでいっぱいになった。エッセイを読んでいると、親近感が湧き、不思議と自信がでて前向きな気持ちになれた。著者の生きものに対する慈しみの心が快く感じられた。2016/06/23

Chemie

0
ライフサイエンスは生命現象を研究し、"生きること"(一生という1つのドラマ=life)や生物全体を考える学問◎実験が予想通りにならないのは自然の中に自分の考えた事を超えた面白い新事実が隠されているということ。自然に対して常に謙虚で、自然から学ぶことに喜びを見出すのが科学の本質◎生物の技術化でなく技術の生物化◎他人との接触で育つ自分と自分自身との付き合いで大きくする自分。忙しいと後者が疎かに。時には自分を見つめる必要◎男女はDNAの相補鎖のようなもの。DNAは同じ鎖では安定しない◎物+エネルギー+情報=生命2012/05/04

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