岩波現代文庫
芸術原論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006021030
  • NDC分類 704
  • Cコード C0170

内容説明

芸術とは論じるものでなく、行なうものだ。この持論に基づき、六〇年代のネオダダ、千円札事件から八〇年代の超芸術トマソン、路上観察へ。絶えず人々を挑発し続けてきた著者が、ついに到達した侘び寂の境地にて最も根源的に「芸術」を再定義する試み。既成概念に風穴を開ける、赤瀬川流脱芸術の原点を示す名エッセー。

目次

1 芸術の素(考えことはじめ;波打つ偶然 ほか)
2 在来の美(在来の美;セザンヌ筆触考)
3 脱芸術的考察(価値をつくる;自壊した絵画の内側 ほか)
4 路の感覚(アークヒルズのエントツ;『吾輩は猫である』の猫の子孫 ほか)
5 芸術原論(デュシャンからトマソンへ;芸術原論)

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年神奈川県生まれ。武蔵野美術学校中退。美術家、小説家、路上観察学会会員。60年、ネオダダイズム・オルガナイザーを結成し、前衛芸術活動を開始。64年、千円札模写作品を発表して起訴される。79年、尾辻克彦の筆名で小説『肌ざわり』を発表。84年『父が消えた』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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