出版社内容情報
昭和天皇裕仁の戦争責任は明白である―信頼できる史料に拠って中国侵略から対米英戦争,敗戦に至る過程での昭和天皇の役割を明らかにし,その実像をリアルに描き出した.この問題を考える際の最も基本的な文献である.(全四巻)
内容説明
昭和天皇裕仁の戦争責任は明白である―天皇制の解明が日本社会の本当の民主化へ通ずるという問題意識から研究を進め、信頼できる史料に拠って中国侵略戦争から対米英戦争、敗戦に至る過程での昭和天皇の役割を明らかにし、その実像をリアルに描き出した。この問題を考える際の最も基本となる文献。
目次
天皇の戦争責任(一九七五)(天皇の権力および権威と戦争責任;国務大臣・内大臣・陸海軍首脳の任免と天皇;内政外交における天皇のイニシアチヴ;天皇裕仁と中国侵略戦争;天皇裕仁が対米英戦を決定した;天皇の戦争指導と降伏における役割;天皇裕仁の戦争責任は明らかである)
『昭和天皇独白録』に見る裕仁天皇(一九九一)
著者等紹介
井上清[イノウエキヨシ]
1913‐2001年。歴史学者。高知県生まれ。東大国史学科卒業。卒論は「近代兵制改革史」。1954年京大人文研助教授、61年から77年まで教授をつとめる
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