出版社内容情報
沖田 瑞穂［オキタ ミズホ］
著・文・その他
内容説明
悪魔王を瞬殺する戦の女神、破滅をもたらす不吉な美女神、戦わずして最強の日本神話最高神、パイナップルになって親孝行するなまけ者娘―。ギリシア、北欧、インド、ベトナム、日本、韓国など世界各地や、ネイティブ・アメリカン、アイヌなどの諸民族に伝わる神話や昔話から、「美しく優しい」だけじゃない多様な女神を紹介！
目次
１ 絶世の美女神
２ めちゃくちゃ強い女神
３ 母神の愛憎
４ 転んでもただでは起きない女神
５ 変わった奥さん
６ 怖い女神
あとがき―女神のたどった道
著者等紹介
沖田瑞穂［オキタミズホ］
１９７７年、兵庫県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士（日本語日本文学）。専門はインド神話、比較神話。現在、日本女子大学、白百合女子大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
14
世界中で語りつがれている「女神」に関するものが書かれています。美しいイメージの女神ですが、怖い人や強い人も。コラムが読み応えありました。 章立て記録【絶世の美女神】【めちゃくちゃ強い女神】【母神の愛憎】【転んでもただでは起きない女神】【変わった奥さん】【怖い女神】2022/10/06
遊未
8
有名どころばかりではなく、東南アジア、ネイティブアメリカン、アイヌ等のお話も語られています。母としての女神、ニンフ、更には異類婚姻譚、鬼女、魔女等。お話部分だけを子どもに読んであげても面白いかも。2022/10/30
Aby
7
世界各地の女神を分類して解説．初めて聞く名前の方も多数あり．岩波ジュニア新書なので，分かりやすい文章で手軽に読める．2023/05/14
竜王五代の人
4
世界の女神をテーマ別に語る。ギリシャ神話・日本神話のようなメジャーどころばかりでなく、インドや東南アジア・アメリカ原住民などマイナーどころの神話にも多く触れていて、初耳な話も多くてよかった。オオクニヌシの神話のあたりなど、だんだん成長していると捉えるあたり、ちと贔屓の引き倒しじゃないかというところもあったけど。それにしてもインド神話はなんか発想が違うところがあるような。2022/10/10
しょうゆ
3
世界の色々な地域の女神について広く紹介している本。前作の「世界の神話」も面白かったけど、これもすごく良かったです。比較神話学の面白さを垣間見れる。女神が中心ですが、鬼女や人間の女性も載っています。離れた地域なのに似たような設定や結末に至る神話が散見されるのは不思議。巻末の女神信仰の歴史も面白くて満足度の高い一冊でした。2022/12/29
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- 和書
- 月刊サギサワ 講談社文庫
