岩波ジュニア新書 統計学をめぐる散歩道―ツキは続く？続かない？

石黒 真木夫【著】

岩波書店（2020/02発売）

• サイズ 新書判／ページ数 206p／高さ 18cm
• 商品コード 9784005009138
• NDC分類 K417
• Cコード C0241

出版社内容情報

「統計学」と聞くと「難しそうだな」「自分には関係ないや」と思う人もいるかもしれません。でも、天気予報や選挙の当選確率、テストの結果の偏差値を出すには、統計学が必要です。くじの当たり外れや、サイコロの目の出方、サッカーやじゃんけんの勝敗なども題材に、私たちの暮らしで生きている統計のしくみをのぞいてみましょう。

内容説明

「統計学」と聞くと「難しそうだな」「自分には関係ないや」と思う人もいるかもしれません。でも、天気予報や選挙の当選確率、テストの結果の偏差値を出すには、統計学が必要です。くじの当たりはずれやサイコロの目の出方、サッカーやじゃんけんの勝敗も題材に、私たちの暮らしで生きている統計の世界をのぞいてみましょう。

目次

開票率０％で「当選確実」って？―標本調査
生徒の偏差値・学校の偏差値―正規分布
くじのわくわく―変動係数
決定力ってなんだ？―目的変数・説明変数
降水確率って、どうやって計算するの？―統計モデル
サイコロの秘密―乱数
ツキは続く？続かない？―独立性
ハチの知能を調べる―仮説と実験
保険は助け合い―大数の法則
ヒッグス粒子の発見―仮説検定
天災は忘れた頃にやってくる―点過程
じゃんけんソフト、スタッツ―意思決定

著者等紹介

石黒真木夫［イシグロマキオ］
１９４６年、埼玉県生まれ。統計数理研究所名誉教授。東京大学教養学部基礎科学科、東京大学大学院理学系研究科相関理化学専門課程を経て、文部省所轄の統計数理研究所に就職。統計学に出会う。時系列解析、情報量規準、ベイズ統計学を研究。大学入試センターで法科大学院適性試験の問題作りをしたときから、統計学の社会的役割が気になるようになる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[nagata]

統計学に用いる数式の美しさ云々や 考え方のウンチクをああだこうだと頭ごなしにやられるより、実際に使われている応用から入る入門編。 しかし、ジュニアだからといってレベルに妥協はない。ヒッグス粒子があることの証明が統計学に基づく仮設検定だったなんて、こんな掘り下げ方を肩の力を抜いて読めるように書けるのはスゴいこと。

2023/07/15

[takao]

ふむ

2021/04/27

[オールド・ボリシェビク]

中学・高校生に向けた統計学のお話で、降水確率やサイコロの出目など、生活に密着した題材で、やさしく語っているのだが、それでも数式が出てくると、私にとってはお手上げです。残念ですが。

2021/06/30

[あや]

日常にひそむ統計学の話という触れ込み、しかも手元に届いたらジュニア新書で、子ども向けすぎたかなと思って軽く開いたが、標準偏差の計算式や光子が衝突する可能性、対数グラフなど、内容は大学生向けの入門参考書でもいいくらい。とは言っても、選挙や保険の概念は子ども向けに易しく説明されていたり計算過程はカットされているので、どちら向けにもなっておらず、正直言って難易度の下げ方を見誤っている印象。理解を諦めて「こういうものにも統計は使える」というコラムとして割り切って読了。

2020/09/02

[インテリ金ちゃん]

数式が少なくわかりやすく、サクッと読めた。統計学の入門書としては、ちょっと物足りない。サポートのWebページも今ひとつ...

2020/06/21