出版社内容情報
東海道は水の豊かさを感じられる道だ。新幹線は多摩川・天竜川・木曽川はじめ多くの川を渡るが、富士川や大井川にはほとんど水がない。いったいなぜなのだろう? 一方、汚れた廃水を出す工場も少なくなり、水質は確かによくなった。でも、工場がなくなることはいいのだろうか? ダムや河口堰の役割や問題点も考えてみたい。
内容説明
多摩川、天竜川、浜名湖、木曽川、琵琶湖、…と東海道新幹線からはたくさんの川や湖が見えます。それらを通して、水環境を守ろうとしたり、水の少ない土地に水を引いたり、水害から家や田を守る堤をつくったり、いろんな工夫が見えてきます。東京から大阪まで時速285kmで走りながら、水を考える旅に出かけてみましょう。
目次
1 東京から新横浜へ(のぞみ号で出発;芝浦から呑川へ;多摩川)
2 新横浜から富士川へ(相模川;酒匂川から新丹那トンネル;富士山の湧水と富士川)
3 富士川から名古屋へ(静岡近郊の川;遠州地方;浜名湖から三河湾;名古屋)
4 名古屋から京都へ(木曽三川;琵琶湖東岸;環境規制と環境ビジネス)
5 京都から新大阪へ(京都の水;淀川を下る)
著者等紹介
浦瀬太郎[ウラセタロウ]
1967年京都市生まれ。東京大学工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。東京大学環境安全センター助教授、東京工業大学工学部准教授を経て、東京工科大学応用生物学部教授。専門分野は上下水道、環境化学、環境水質学。趣味はオリエンテーリング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よしひろ
Hiroaki Futagami
のん@絵本童話専門