岩波ジュニア新書<br> 自分で考える勇気―カント哲学入門

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岩波ジュニア新書
自分で考える勇気―カント哲学入門

  • 御子柴 善之【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005007981
  • NDC分類 K134
  • Cコード C0210

内容説明

人は誰しも幸福になりたい。では、幸福に値するように「善く生きる」とはどのような生き方だろうか。カントはこうした問題を考え続け、人間社会に「最高善」という理想を掲げる可能性を見出そうとした。『純粋理性批判』『永遠平和のために』など、彼の主要著作を一緒に読み、自分で考える勇気をもった大人への一歩を踏み出そう。

目次

1章 港町・ケーニヒスベルクの哲人
2章 「自由」なくして善悪なし―『純粋理性批判』を読む(“いちばん善いこと”よりもっと善いこと;その“善いこと”は誰にとっても善いはずだ。しかし… ほか)
3章 “善く生きる”って難しい?―『実践理性批判』を読む(善と悪を分けるもの;意志への問い ほか)
4章 自然の世界で自由に生きる?―『判断力批判』を読む(個物との出会い;判断するということ ほか)
5章 最高善をめざす私たち―『永遠平和のために』を中心に一七九〇年代のカントを読む(人間には悪が巣くっている!;権利の領域を確立せよ ほか)

著者等紹介

御子柴善之[ミコシバヨシユキ]
1961年長野県生まれ。同県伊那北高等学校卒。高校生時代に出会ったカント哲学を学ぶために上京。早稲田大学第一文学部哲学専修卒、同大学大学院修士課程を経て、同大学大学院博士後期課程満期退学。1992年から93年、ドイツ連邦共和国ボン大学に留学。現在、早稲田大学文学学術院教授。専門は、カント哲学を中心とする西洋近現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

50
前著からの流れで積ん読解消。再帰化する以前の近代的個人にはこうした哲学が伴走していたのだから、ふりかえるのも一助となるはず/ジュニアにしても難しい部分は難しいです2022/02/06

まさむ♪ね

40
というわけでカント、まずはこちらから。難解で有名なカント哲学だけど、言っても岩波ジュニア新書、なんとかなるだろうとなめてかかったら返り討ち、やっぱり難しい。ア・プリオリ?純粋理性?一読だけではまったくもって霧の中。二読してようやくうっすら輪郭が見えてくる。よし三読だ!と思ったけれど、集中力が切れたのでまた今度。いや、次はもう思い切って『純粋理性批判』積んでしまおうかしらん。 2015/07/08

壱萬弐仟縁

29
カントは、まっとうな大人とは、自分を出発点として自立し、文脈のなかで生きながらも、ものごとのよしあしを自分で判断する人だ、と考えるタイプの1人(ⅴ頁)。最上善:道徳的な善を実現することこそが、いちばん善い(31頁~)。偽善か善かの区別は、行動をひき起こした意志が問題(80頁)。彼は、価値を価格と尊厳に大別した(97頁)。道徳的に善く生きている人こそが幸福に値する人。道徳と幸福の結合、幸福に値する人が幸福になることが最高善(107頁)。永遠平和こそが最高の政治的善(167頁)。 2016/01/10

Ex libris 毒餃子

15
岩波ジュニア新書は初学者に分かりやすい本、立ち返りにちょうど良い本がたくさんあるなあと感動します。本書はカントの3大批判書と『永遠平和のために』を解説しているが非常にわかりやすかった。おすすめです。2022/07/31

またの名

11
背伸びして哲学してみたいジュニアだけでなく難解な著作に手を出して返り討ちにあった青年や大人にもオススメできる、易しくかつ安定した入門書。極端に難しいか砕け過ぎてるかで丁度良い解説がなかなか見つからないカントへの導入として安心して人に薦められる本書は、三批判からそれ以外の著作までを道徳と幸福の問題を追及する視点を軸に、親切に説明。純粋悟性概念はもちろん根源悪のようなあまり有名ではないトピックも扱いつつ、形式主義者のカントがやがて形式だけでは思考しなくなる過程にも触れられる。題名は例のSapere aude。2016/03/22

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