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岩波ジュニア新書
日本の基本問題を考えてみよう

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005006243
  • NDC分類 K304
  • Cコード C0230

内容説明

働きたくても働けない、不況の嵐が吹き荒れる、自衛隊がどんどん海外に出ていく。いま、私たちの社会には不安があふれています。でも、ここで生きていくためには、一つ一つ問題を見つめて、自分はこう考えるという視点をもち、社会を変えていく努力をすることが必要です。憲法と暮らしをベースに、いっしょに考えてみませんか。

目次

第1章 この世は矛盾だらけだ
第2章 経済の基軸が崩れはじめた
第3章 穴があいた暮らしの安全網
第4章 憲法は暮らしのパスポート
第5章 改憲で暮らしはどうなるか
第6章 すべての原点は平和的生存権だ
第7章 日米同盟という言葉の危うさ
第8章 「正しい戦争」なんてありえない
第9章 ゲンバクとゲンパツをどうするか
第10章 どんな日本、どんな世界にしようか

著者等紹介

中馬清福[チュウマキヨフク]
1935年、鹿児島市生まれ。1960年、東京都立大学卒業、朝日新聞社入社。政治部員、論説委員、同主幹、代表取締役専務・編集担当などを歴任。2005年から信濃毎日新聞社主筆。一面の大型コラム「考」を毎月2回執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

28
注目すべき点は、この本が発行されたのは2009年6月であり、民主党政権が発足する直前のタイミングであることです。この本で指摘されているのは「日本の民主主義の未熟さ」であり、そういう日本の有様に対して、当時、危機感を持った有権者が多かったゆえに、自民党は政権を失ったのだということが、この本から読み取ることができます。安倍晋三氏に関する記述は、当然、第一次安倍内閣の時のことなのですが、日本の民主主義をはっきりと脅かし始めたのは小泉純一郎氏であり、小泉政権と安倍政権を連続体として総括する必要性を強く感じます。2023/07/25

takizawa

1
著者は、都立大人文学部出身。貴族院で、法哲学者・南原繁が最低限の自衛権を主張していたとは知らなかった。これに対して吉田茂は、すべての戦争は、自衛権の名の元に行われたと批判する(著者も然り)。氏は、新自由主義にストップをかけ、人道的介入を肯定するスーザン・ソンタグを批判し、教育基本法は改悪だという。しかし、連戦連敗の寂寥感。一本の筆は二本の箸には勝てないように、何を言っても無駄なのか。いや、そうではない。少数意見が多数意見になる日を望むことこそが民主主義なのだから。2009/07/12

芝柏 太郎

0
 働きたくても働けない,不況の嵐が吹き荒れる,自衛隊がどんどん海外に出ていく。今,日本の社会は格差の広がった格差社会となり、不安があふれている。しかし,今後もここで生きていく皆さんにとっては,一つ一つの問題を見つめて,自分はこう考えるという視点をもち,社会の問題点を変えていく努力をすることが求められている。この本は、憲法と暮らしを基本において,今日本が抱えている問題点を明確化している。今後皆さんが生きていく日本社会をどうするのか考えてみよう。 2012/06/06

Hachi_bee

0
最近のジュニアは難しいことを読めるようになったのか?平易に書いてあって読みやすく、中高生必読と思うけれど、同じくジュニア新書17の「君たちと現代」よりもずっと難しいことが取り上げられている。世界が複雑になったというコトか?2009/10/20

雨巫女

0
選挙前に読んでみよう!と思った。難しい。2009/08/24

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