内容説明
アメリカで誕生した18歳の市長、フランスの全国高校生連合、韓国の高校生向けインターネット新聞など、各国の若者たちの社会活動の事例を紹介。民主主義の意義、よりよい社会を作るための政治の役割、若者が政治に関心をもつことの重要性を熱く語る。市民が政治に参加するための具体的な方法をアドバイス。
目次
第1章 政治って、何だろう
第2章 民主主義について
第3章 現代社会に翻弄され侵食される若者
第4章 世界の若者は何をしているか
第5章 求められる日本の若者の政治参加
第6章 どのように政治参加するか
著者等紹介
首藤信彦[ストウノブヒコ]
1945年旧満州大連市生まれ。1979年慶應義塾大学大学院博士課程修了。伊藤忠商事、東海大学教授、米国ジョンズホプキンス大学SAIS客員研究員、フランスINSEAD客員教授などを経て、2000年より二期にわたり衆議院議員を務める。外務委員会理事などを歴任。現在、次世界研究所所長、東海大学教授、紛争予防・民主化支援のNGO「インターバンド」運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆りはこ☆
10
これはいい。ちょうど私くらいの年代の人のために書いてる。当方17才。だが、やはり若者の政治の関心は薄い。私以外の人がこの本を借りてないことからもそれがわかる。自分はそんなに政治から隔離された世界に住んでいたのかと驚いた。ウイルス、後で除いてみます。2016/05/12
Hayato
1
岩波ジュニア新書だから読みやすいのかなと思ったけど、親しみにくかった。難しい。。。2017/07/28
AKa
0
ありそうで無い?政治活動入門書として結構価値があるのでは。著者は民主党議員で、小泉政権時の浪人中に書かれたもの。私はどちらかと言うと右(と思う)なせいか、主張に首を傾げるところが多かったものの、「主張したくても難しい」選挙制度への疑問など、かなり同意できるところも。政治と言うと党派にこだわりがちだけど、自分の選挙区で出馬する議員は、何が得意かだとか、自分が最重要だと思うポイントについてはどうか……要するに、有権者にも「送り出す」と言う意識がもう少しでもあれば、政治も緩やかだろうけど変わっていくのかな、と。2012/07/26
KF
0
ドラゴン桜・桜木先生のセリフを思い出した。「 社会のルールってのはすべて頭の良い奴が作っている。そのルールは頭の良い奴に都合のいいように作られてる。逆に都合の悪いところは分からないように隠してある。それでも頭を働かせるやつはそこを見抜いてルールを上手に利用する。例えば携帯電話、給与システム、年金、税金、保険・・・みんな頭の良い奴がわざと分かりにくくして、ロクに調べもしないやつから多く取ろうという仕組みにしている。つまりお前らみたいに頭使わずに面倒くさがっていると、一生だまされて高い金払わされるんだ。」2011/04/08
Saito Seiichiro
0
対象にしている読者は高校生のようだ。日米安保のことやベトナム反戦のことなど、現代史の知識がないとわからないことが多いだろう。2018/12/07