感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおた
16
子供の頃は星が好きだったことを思い出して読んでみると、当時とは情報量が雲泥の差。何より美麗な写真が並ぶところがすばらしく、火星の表面から遙か130億年前（！）の銀河まで視覚で捉えることができる。そうして見ることができるわたしたちもまた星の衝突が遠因で生まれた「星の子」だという事実。ボルヘスの短編で味わえる酩酊感さえあります。理系の人には常識でも文系をたてに知識の摂取を怠けたきた身にとっては大変分かりやすく、さらに宇宙について調べてみたくなります。新版もぜひ。2017/07/19
pocco＠灯れ松明の火
10
天文入門：読みやすく分かりやすい。天文から量子力学まで続く、マクロからミクロまで要約し、宇宙から人間までの誕生も含めた内容に大満足！ 宇宙全体の謎の解明が出来れば、他の謎も芋づるで解明できるはずなのだ。宇宙の神秘をご堪能あれ＾＾ ヒッグス粒子発見（2012年7/4発表）と関連させて。2012/07/03
白義
2
親しみやすく深い語り口、内容の広さと的確さ、分かりやすく学問の成果を伝えてくれる文章とオーソドックスな岩波ジュニア新書です。単に天文学に限らない、宇宙の中の私たちという視点を持ち、生命誕生についても触れられていて宇宙に思いを馳せるのに素晴らしい構成。カラー図版も豊富で読み終わると星空を眺めたくなります。月並みですがジュニアだけでなく大人にもオススメ。家族で、となれば更にいいでしょう。天体観測のお供にもぴったり…と言いたいけど夜空の下で本を読むと目を悪くするので、内容覚えて星をちゃんと見ましょう(笑)2011/07/24
koishikawa85
1
あんまり面白くない。宇宙は私たちがどこから来たかという問いと結びついているという主張自体がこの本を読んでもよくわからない。2019/05/19
有智 麻耶
1
高校の頃勉強していた地学の、天文分野をおさらいするために読んだ。さすがに10年前の本となると、情報が古い部分が多くあるが、高校レベルまでの内容はそう大きく変わることはないので、充分です。調べると、去年（2015）に新しいものが出版されたということ。天文好きな中高生にはもちろん、小学生が読んでも充分楽しめるものだと思う。私自身、学研の天文関係の本を小学生の頃は何度も読んでいたものだと思い出した。宇宙を考えることは人間を考えること。その入門に、最適。2016/02/22
