岩波ジュニア新書
マンガ世界の歩き方

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005004812
  • NDC分類 K726
  • Cコード C0236

出版社内容情報

20代の新米ライターが挑んだ小さくとも裾野の広いテーマ「日本人とマンガ」.体当たり,迷い,恥ずかし,失敗の数々.100円雑誌屋から大マンガ週刊誌の編集長,コミケに群がる若者たち…歩き回った約1年.これこそ総合学習だ.

内容説明

二十代の駆け出しライターが等身大の感性で挑んだ「日本人とマンガ」という一見小さく、裾野の広いテーマ。体当たり、迷い、恥ずかし、失敗の数々。コミケの雑踏をかき分け、百円雑誌屋から大マンガ週刊誌の編集長、マンガ喫茶、マンガ図書館、ご存知トキワ荘の残党たち…飛び込みで、ときには細いコネをたよりに歩き回った。これこそ総合学習だ。

目次

1 百円雑誌屋を知ってるかい
2 コミックマーケットの熱い夏
3 「いま」のマンガ業界を歩いてみよう
4 在日外国人が考える日本のマンガ文化って?
5 発見!マンガをとりまく「ぜいたく」な状況
6 にっぽん貸本屋紀行なのだ
7 トキワ荘外伝 森安なおやを追いかけて

著者等紹介

山辺健史[ヤマベタケシ]
1976年、東京浅草のど真ん中に生まれる。日本映画学校で、ドキュメンタリーを学ぶ。映画助監督を経て、神田神保町の古本屋アットワンダー勤務。かたわらマンガ雑誌や映画パンフレットに執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

11
「マンガ図書館」に興味をひかれた。まだ同じ場所でやっていらっしゃるのだろうか。まだ貸本屋さんが現存しているということにも驚き。いろいろな業態があるんですね。2013/07/29

がんぞ

2
2003年刊。著者は当時24歳。「マンガが好き」というだけで歴史的知識もないが、古本屋でアルバイトしている。ホームレスが売る「100円雑誌屋」への体当たり取材から始まり、読み捨てられた雑誌の再利用の可能性を見出した知恵に感嘆。幕張メッセ・コミケを取材したり、MANGA好きの外国人、マンガ喫茶/図書館、貸し本屋(週刊誌以前からある業態であることも知らない)…。漫画家の梁山泊的存在トキワ荘グループ最初期メンバーである永田竹丸に取材成功、既に死去していた「森安なおやの話」を聞く。全編に著者の「自分探し」が重なる2015/12/27

Sugaya Masaki

2
タイトルに惹かれて購入。確かに内田さんの言うようにコミケは裕福な人が増えてきたからこそ起こった現象なんだろうなぁ。一度は行ってみたいなぁ。2016/05/05

寺島ヒロ

1
戦後急成長した「漫画」の業界の歴史を逆再生していくかのような印象があった。みんながフツウだと思っていることは、なかなか書き残さないものだという。本書はそういう漫画業界にいる人がフツウだと思って書き残さなかったものの残滓を真摯に拾っていると思う。後世に残る大変貴重なレポート。2015/08/18

かねかね

1
下準備が甘いなぁと思った。新人だし、仕方がないかとは思いますが、貸本屋くらいは漫画を語る上では基本でしょうに…2009/11/03

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