岩波ジュニア新書<br> 日本の現代―日本の歴史〈9〉

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岩波ジュニア新書
日本の現代―日本の歴史〈9〉

  • 鹿野 政直【著】
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  • 岩波書店(2000/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 232,
  • 商品コード 9784005003396
  • NDC分類 K210
  • Cコード C0221

出版社内容情報

敗戦以来50有余年,私たち日本人はアジアの中で,また世界の中で,一体どのような道を歩んできたのか? 高度経済成長,安保,「豊かさ」と管理社会,国際化,女性,人権などさまざまな側面から日本の「現代」の意味を問い直す.

内容説明

敗戦以来五十有余年、私たち日本人はアジアの中でまた世界の中で、一体どのような道を歩んできたのか?安保体制、高度経済成長、沖縄、「豊かさ」、管理社会、受験競争、国際化、女性、人権などさまざまな側面からこの時代の本質的特徴をえぐり出し、「戦後」ひいては日本の「近現代」そのものの意味を根底から問い直す。

目次

第1章 独立と日米条約(平和条約の発効;「もはや「戦後」ではない」;日米安保体制)
第2章 高度経済成長の時代(所得倍増政策;「豊かさ」への離陸;公害と住民運動;日米関係のなかのアジア)
第3章 経済大国(「日本株式会社」;「社員」という人生;大国化と国際化;性差別への挑戦;管理と共生)
第4章 日本はどこへ(冷戦の終結;はじけたバブル景気;問われる「戦後」)

著者等紹介

鹿野政直[カノマサナオ]
1931年大阪府生まれ。早稲田大学文学部卒業。大学院を経て、1958‐99年、同大学文学部に教員として勤務。専攻は日本近代史、現代史、思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

12
59頁。戦時下で、公民健康保険は農民のための任意保険として、また厚生年金保険は男子工場労働者を対象とする労働者年金保険として、それぞれ発足していたが、敗戦後の混乱とインフレのなかで、ほとんど有名無実となっていた。その中で46年公布の日本国憲法は、国民の生存権の保障を国家の責務と明示した。この条項が戦後の社会保障観の基本となった。81頁。政府は1967年、公害対策基本法を制定する。が、この法の汚染物質排出量は緩く、むしろその基準までは許容されるとの企業側の認識を生み、汚染の拡大をとどめることができなかった。2022/12/16

白義

12
日米関係と経済成長という軸から日本の戦後史を概観しながら、生活史の変化、地域や女性といったマイノリティの視点も取り入れている。無味乾燥な現代史とは違い、個人の手記や詩、漫画なども引用し人々がいかに戦後をいきたかを追体験させる構成。歴史叙述の中に「私」を回復させるという試み通り、著者自身も含む人々の肉声を通わせながら通史を語ることに成功している。少しいかにもNHKのドキュメンタリー的な優等生臭が強すぎる感もあるが、気合の入った力作の多い本シリーズの締めくくりとしてもふさわしい、今への視野も得られる一冊である2015/09/29

Naota_t

4
★3.3/このシリーズを初めて読む(全9巻中の最終巻)。筆者の考えを盛り込みながら、日本史を新書風にアレンジした内容は、教科書と違った切り口で勉強になるし面白い。9巻は戦後から2000年まで。特に気になったのは2点。1)1950年代から起きた公害問題。今は企業は環境や人権に配慮しないと生き残れない。当時は水俣病がチッソ(株)による中毒と認めるまで15年かかった国の事大主義に驚き。2)1980年代、在日外国人は犯罪者でないのに3年ごとに指紋の押捺が義務だった。鎖国意識の強いニッポンの人権意識の低さが衝撃的。2023/06/23

Tomozuki Kibe

3
サンフランシスコ条約調印からバブル崩壊まで。ちょうど、「吉田茂と昭和」を読んだ身としてアフター茂なのは良し。 戦後日本の繁栄と、それが見落としてきたもの…沖縄・女性・会社人間・他を拾うのに、4コマ漫画など様々な庶民資料を駆使する。一方、体制捨ててきたものを拾いなおしているわけで後半は鬱展開が続く。この後は「平成不況」「失われた10年」かと思うと、俺の人生半分どうなっているのかといいたい。2022/05/29

bassai718

1
戦後復興と高度経済成長の影で見捨てられてきたもの、沖縄問題をはじめ、女性、公害、教育等の課題について焦点を置いて語られる。このシリーズの中では最もネガティブな語り口で、この後に「失われた20年」が続くと考えると陰鬱な気持ちになる。時々の証言について豊富に引用があって興味深く特に清水義範の「柏木誠司の生活」は読んでみたくなった。2019/03/24

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