出版社内容情報
地球が危い.私たちの毎日の暮らし方を変えないかぎり.誰もがそれを知っていて,どうしていいかわからない.今はそういう時代です.地球をこわす浪費的な暮らしに別れを告げ,循環的で,やさしい生き方を見つけることはできるのか.肩ひじ張らず,できれば楽しく,「共生への道」を探ります.
内容説明
地球が危い、私たちの毎日の暮らし方を変えないかぎり。だれもがそれを知っていて、どうしていいかわからない。いまはそういう時代だ。地球をこわす浪費的な暮らしに別れを告げ、循環的で、やさしい生き方を見つけることはできるのか。肩ひじ張らず、できれば楽しく、生き方を変えることはできるのだろうか。
目次
1 今日の食卓から考える
2 入り口の手前・出口の先
3 “スピード”が失わせたもの
4 空と海、そして森
5 ゆっくりと、でもいつの日か
著者等紹介
槌田劭[ツチダタカシ]
1935年生。京都大学工学部助教授を経て、現在京都精華大学教員。73年「使い捨て時代を考える会」設立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まあか
31
30年前の本なのに、とても新鮮で刺激を受けました。日本について、あまりにも知らないことが多く、途中で日本人が嫌になっちゃったよ( ̄∀ ̄)笑 そして、日々の暮らしを考え直すきっかけに。毎月、やりくりを頑張って考えて節約に励む日々ですが、それはとても大切なことなのかもしれない。苦しいときもあるけど、しっかり頭を使って選ぶ。シンプルな暮らを実践していきたい。何かを買うときは慎重に。本当にいるものなのか?あるもので代用できないか?小さな積み重ねが、心の豊かな暮らしにつながっていくのだと思う。また読み返したい。2020/05/13
スズツキ
4
非論理的かつ表層しか読み取れず自分の主義に凝り固まったジャーナリズムの本が一番嫌いなのだが、これはその一種。一部良い部分もあるが、全体的に……。「最近スポーツドリンクって流行ってるじゃろ。あんなものがあるから日本はダメなんだ。私の幼少期はそんな甘ったれたものはなかった」みたいな文がいっぱい出てきます。(著者曰く)「心を失った」資本主義と戦争責任が結びついた時はどうなることかと思った。これが大学教授の本なの……?2015/09/26
D21 レム
4
「こだわりを捨てよう、思い込むことはやめよう、あるがままに謙虚にものを見よう」「細かい議論ばかりしてもしょうがない。この世に生きている人で矛盾しないで生きられる人はいない」「人はどうして忙しく動き回り、ものを大きく早く動かすのでしょう」。槌田さんは気持ちのいい人。潔い人。空気がきれいになるような人。2012/04/24
みなみ
3
優しく、分かりやすく環境問題について説明してくれていてよかった。学校の課外で書く論文を仕上げるのにかなり手助けになってくれた。言葉の表現や環境に対する考え方がとてもよかった。環境問題は、なかなか解決出来ないけど、小さなことを続けていくことが、些細な希望なんだって思った2014/08/28
KiKi
3
30代後半になってから考えるようになったことが多く書かれていた。 もっと若いうちに読んで考えてみたかったことが多い。2009/10/02
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