岩波新書<br> 女性不況サバイバル

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女性不況サバイバル

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319818
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0236

出版社内容情報

コロナ禍は、「ケアする性」を直撃した災害でもあった・・・。世界各地で「女性不況」と課題視されたにもかかわらず、なぜ日本の女性たちの雇用危機は無いことにされ、放置されてきたのか。社会に埋め込まれた「不可視化と沈黙」を生み出す六つの仕掛けを浮き彫りにし、女性たちの模索をたどる。危機はまだ終わっていない。

内容説明

コロナ禍は、「ケアする性」を直撃した―。世界各地で「女性不況」と課題視されたにもかかわらず、なぜ日本の女性たちの雇用危機は無いことにされ、放置されてきたのか。社会に埋め込まれた「不可視化と沈黙」を生み出す六つの仕掛けを丹念に浮き彫りにし、女性たちの懸命の模索をたどる。

目次

序章 「女性発」の見えない脅威
第1章 「夫セーフティネット」という仕掛け
第2章 「ケアの軽視」という仕掛け
第3章 「自由な働き方」という仕掛け
第4章 「労働移動」という仕掛け
第5章 「世帯主主義」という仕掛け
第6章 「強制帰国」という仕掛け
第7章 新しい女性労働運動の静かな高揚
終章 「沈黙の雇用危機」との闘い方

著者等紹介

竹信三恵子[タケノブミエコ]
ジャーナリスト、和光大学名誉教授。朝日新聞社記者、和光大学教授などを経て、現職。NPO法人官製ワーキングプア研究会理事。2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞。『ルポ雇用劣化不況』で2009年度日本労働ペンクラブ賞受賞。2022年『賃金破壊』で日隅一雄・情報流通促進賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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崩紫サロメ

16
「コロナ禍は女性を直撃した」で始まる本書は、コロナ禍以前から女性を「ケアする性」として夫(父)の扶養で生きることを前提に低賃金で働かせる構造ができており、コロナ禍がそれを浮き彫りにしたことを明らかにする。女性を不利に扱うことを「経済的合理的」なものにしているが、それは女性だけではなく男性にも重圧を負わせていることも指摘している。2023/09/05

どら猫さとっち

6
コロナ禍は女性たちを襲った。非正規雇用、シングルマザー、家族に居場所がない女性たち…。コロナ禍に惑いながら生きていく姿と、女性労働運動の取り組みを紹介した一冊。雇用危機は無いことにされ、放置していたこの国。それでも大きな動きは見せず、不当な境遇に追い込む。そのなかで、女性たちの力で、コロナ禍の労働を支える人たち。社会にセイフティネットが何故必要か、本書を読んで知っておきたい。2023/08/31

てくてく

6
女性就労者が多い非正規労働者、接客サービス業、あるいは外国人労働者やフリーランスで働く人たちのコロナ禍に関する被害に関するルポタージュ。ルポだけにとどまらず、働く女性を軽視しすぎた一斉休校の問題、家計補助程度の労働だから、困ったらセーフティネットの夫に依存すればいいじゃないか、そういった構造的な問題への異議申し立てを行ったひとたちおよびそれを支援する人たちも描いており、戦後の労働問題を考える上で参考になった。2023/08/23

瀬希瑞 世季子

6
過去の労働問題の主流はワタミなどの「過重労働問題」派遣切りのような「雇用ゼロ問題」を焦点にしたもので、コロナ禍で顕になったパートやアルバイトといったシフト労働者に対する軽視「過小労働問題」が取り上げられることはほんどなかった。彼らは経済的に自立できなくても夫(親)がいるなら困らないという社会通念の下に生計の柱ではなく家計補助というレッテルが貼られるがそれは「主たる生計者」とされている男性の賃金低下もあってもはや実情とあっていない。コロナ禍の中の労働運動は主に女性が担うシフト労働者の反乱であった。2023/08/17

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