出版社内容情報
現代の色彩豊かな視覚環境の下ではほとんど意識されないが、私たちが認識する「自然な(あるべき)」色の多くは、経済・政治・社会の複雑な絡み合いの中で歴史的に構築されたものである。食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、感覚史研究の実践によりひもとく。
内容説明
現代の色彩豊かな視覚環境の下ではほとんど意識されないが、私たちが認識する「自然な(あるべき)」色の多くは、経済・政治・社会の複雑な絡み合いの中で歴史的に構築されたものである。食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、感覚史研究の実践によりひもとく。
目次
第1部 近代視覚文化の誕生(感覚の帝国;色と科学とモダニティ;産業と政府が作り出す色―食品着色ビジネスの誕生)
第2部 食品の色が作られる「場」(農場の工場化;フェイク・フード;近代消費主義が彩る食卓;視覚装置としてのスーパーマーケット)
第3部 視覚優位の崩壊?(大量消費社会と揺らぐ自然観;ヴァーチャルな視覚)
著者等紹介
久野愛[ヒサノアイ]
東京大学大学院情報学環准教授。東京大学教養学部卒業、デラウエア大学歴史学研究科修了(Ph.D.,歴史学)。ハーバードビジネススクールにてポスドク研究員、京都大学大学院経済学研究科にて講師を務めたのち、2021年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Urmnaf
スリーピージーン
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おっきぃ
Kan T.