出版社内容情報
国家主導の賃上げや復興法人税の前倒し廃止、内閣人事局の発足、消費税引上げと見送りなどアベノミクスの展開では誰がどう動いていたのか。その際「官邸一強」という権力構造はどう影響したのか。政策誕生の舞台裏に迫った前作に続き、多数のキーマンへのインタビューや非公開資料をもとに、その内部の力学と変質の過程に迫る。
内容説明
「官邸主導」の名の下に実際は誰が、どう動いたのか?2010年代、政策立案の内幕。
目次
プロローグ
第1章 賃上げ介入
第2章 内閣人事局の船出
第3章 「政労使」発足をめぐる攻防
第4章 消費税増税延期へ
第5章 「一強」政権下の日銀
第6章 「為替市場に介入せよ」
第7章 伝統か、非伝統か
エピローグ
著者等紹介
軽部謙介[カルベケンスケ]
ジャーナリスト・帝京大学経済学部教授。1955年東京都生まれ。1979年早稲田大学卒業後、時事通信社入社。社会部、福岡支社、那覇支局、経済部、ワシントン特派員、経済部次長、ワシントン支局長、ニューヨーク総局長、編集局次長、解説委員長等を経て、2020年4月より現職。著書『日米コメ交渉』(中公新書、農業ジャーナリスト賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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