出版社内容情報
脱工業化を模索する危機の七〇年代、保守化と冷戦の終焉を生んだレーガンの八〇年代、ドットコム・バブルの崩壊と九・一一事件で幕を開ける21世紀……。黄金時代の「アメリカの夢」を失った超大国は、統御不能なグローバル化と和解困難な国内の分極化へ向かう。トランプのアメリカはレーガンの遺産を受け継ぐのか。
内容説明
ベトナム戦争後、スタグフレーションの渦中で脱工業化を模索する危機の七〇年代、保守化と冷戦の終焉を生んだレーガンの八〇年代、グローバル化の光と影を体現する唯一の超大国となった二一世紀初頭までを扱うシリーズ最終巻。「アメリカの夢」を失い、統御不能なグローバル化と和解困難な国内の分極化へ向かう現代史を描く。
目次
第1章 曲がり角のアメリカ―一九七〇年代(成長からスタグフレーションへ;七〇年代の文化変容;ポスト・ウォーターゲイト;民主党リベラルから共和党保守へ)
第2章 レーガンの時代(レーガノミクス;「力による平和」と冷戦の終わり)
第3章 グローバル時代の唯一の超大国(民主党の変容とニューエコノミー;グローバル化の波;アメリカの再定義;漂流する超大国外交)
第4章 二一世紀のアメリカ(暗転するグローバル化;オバマとトランプ;アメリカと世界)
著者等紹介
古矢旬[フルヤジュン]
1947年東京生まれ。1975年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中退。北海道大学名誉教授。専攻、アメリカ政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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