岩波新書<br> 憲法と政治

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憲法と政治

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316060
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

国民が立憲デモクラシーを機能させるために。

内容説明

私たちは「政治が憲法を強引に乗り越える」さまを目撃した―。安保・外交政策の転換、さらには「改憲機運」の醸成がどのように進められてきたかをていねいに検証し、国会・内閣法制局・裁判所の責務にも言及。立憲主義にたった法の論理を鍛え、平和の問題を権力の適切な統制と結びつけて考える必要を訴える、熱い警世の書。

目次

第1章 私たちは何を目撃したのだろう
第2章 憲法九条と安保・外交政策
第3章 限界に達している
第4章 平和と想像力、武器と紛争
第5章 国会の責務
第6章 憲法解釈と裁判所

著者等紹介

青井未帆[アオイミホ]
1973年生まれ、国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。信州大学経済学部准教授、成城大学法学部准教授などを経て、学習院大学大学院法務研究科教授。専攻、憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

26
題名にあるように、憲法で今日の安倍政治を縛ることの必要性を問う内容となっています。そして、市民の視点からの憲法論となっていると思いました。安倍政治は集団的自衛権を認め、戦争法を制定し、立憲主義を顧みない政治に終始しています。そして、衆参で改憲勢力が三分の二を超える状況ともなっています。そうしたなかで憲法の視点に立ち、私たちの権利・人権を考えることは重要な意味を持つでしょう。こうした情勢下、この本のもつ意義は大きいと思いました。2016/08/04

coolflat

18
集団的自衛権の解釈改憲の重大なポイントは、内閣法制局の長官人事にあったという著者の指摘はもっともだ。それまで内閣法制局内部で人事が行われてきたが、安倍内閣は慣例を無視し、駐仏大使である小松一郎を長官に据えた。前提として、それまでの国会は内閣提出法案に対し、憲法に適合しているか突っ込んだ議論をする事もせず、また最高裁も内閣法制局の事前審査を重視するあまり違憲判決を出さなかった、という指摘は本質を突いている。国会や裁判所が内閣法制局という権威を重視しすぎた挙句、反動政権に逆にそこを突かれ利用されたという訳だ。2016/09/24

skunk_c

17
憲法学者が、この2年ほどの間に起こった政府の解釈改憲と安保法制について丹念に解説している。印象的だったのは現実の自衛隊とアメリカ軍の連携(いわゆるガイドライン)や、自衛隊制服組のポジションの向上が憲法9条から見て限界に達していること、同時に武器輸出三原則の撤廃など、9条による箍が外れつつあることだ。安倍政権の憲法13条や砂川訴訟判決を盾にした「積極的平和主義」のまやかしにも触れる。その中で、理念としての国家を護ることより、生身の人間が戦争により傷つき命を落とすことへの思いを忘れるなとの指摘に共感を覚えた。2016/07/06

RmB

14
憲法で政治を縛られたくない人々が改憲を望んでいるのだと思います。その人たちは、いつも財布の中身の話をしています。2016/08/01

sonettch

11
やっと読み終えることができた…。というのがまずは正直な感想。ふだん読まないような難解な文章でしたが、読み進めるうちに少しずつは慣れてきました。例えば、「日本国憲法は、国家の実力に関係する安保・外交政策を、不可避に憲法問題とすることで、政治の不自由を作り出し、それにより憲法的な限界を設けている。」(p.46)というような文章。一回読んだだけではすんなり入ってこない、何回か読まないと理解できない難解な文章なのです。そんな感じで読み進めたので、時間がかかりましたが、これが熟読ということなのでしょうか。2016/08/14

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