出版社内容情報
長年にわたって近代日本の実業界のリーダーとして活躍した渋沢栄一(1840-1931).経済政策に関する積極的な提言を行う一方で,関わったおびただしい数の会社経営をどのように切り盛りしたのか.民間ビジネスの自立モデルを作り上げ,さらに社会全体の発展のために自ら行動
内容説明
長年にわたって近代日本の実業界のリーダーとして活躍した渋沢栄一(一八四〇‐一九三一)。経済政策に関する積極的な提言を行う一方で、関わったおびただしい数の会社経営をどのように切り盛りしたのか。民間ビジネスの自立モデルを作り上げ、さらに社会全体の発展のために自ら行動しつづけた社会企業家の先駆者の足跡を明らかにする。
目次
第1章 農民の子から幕臣へ―才覚を活かせる場を求めて(養蚕・製藍農家の長男として;一橋家の家臣になる ほか)
第2章 明治実業界のリーダー―開かれた経済の仕組みづくり(第一国立銀行を創設;近代産業創出のシステムづくり ほか)
第3章 渋沢栄一をめぐる人的ネットワーク(コンパクトなビジネス空間の創出;多様な人材による経営サポート ほか)
第4章 「民」のための政治をめざして―自立のための政策を提言(日清戦後の経済政策と経済動向;清国賠償金問題 ほか)
第5章 社会・公共事業を通じた国づくり(実業教育への強い関心;私立商業学校の支援 ほか)
著者等紹介
島田昌和[シマダマサカズ]
1961年東京都生まれ。1993年明治大学大学院経営学研究科博士課程単位取得満期中退。現在、文京学院大学経営学部教授。専攻は経営史、経営学博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
mazda
鯖
苦虫
リョウ