出版社内容情報
社会に深く浸透し、情報基盤となりつつあるインターネット。急激に変わる放送などのメディア、携帯電話など電波通信技術、広がるクラウドサービスの背景を紹介し、未来を展望する。激動の世界で日本の役割は何か。
内容説明
社会に深く浸透し、情報基盤となりつつあるインターネット。急激に変わる放送などのメディア、携帯電話など電波による通信技術、広がるクラウドコンピューティングの背景を紹介し、未来を展望する。縦割り社会を横に貫き、すべての分野をつなぐ透明なグローバル空間をどのようにして創造するか。激動する世界の中で、日本の役割は何か。
目次
第1章 メディアが変わる
第2章 無線とモビリティ―携帯電話の将来
第3章 地球規模のインフラストラクチャへ
第4章 地球社会とインターネットの課題
第5章 グローバル空間
第6章 未来へ向けて
著者等紹介
村井純[ムライジュン]
1955年東京に生まれる。1979年慶應義塾大学工学部数理工学科卒業。1984年同大学院工学研究科博士課程修了。東京工業大学総合情報処理センター助手、東京大学大型計算機センター助手をへて、1990年慶應義塾大学環境情報学部助教授。1997年同教授。工学博士。WIDEプロジェクト代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
260
10年くらい積んでた本を読んでみたが、ネット系の本は本当に色褪せて感じる。本書も発刊当時は新たな視点で面白かったのだろうけども今となっては、、、早くこうなる前に積ん読を崩さなくてはと決意した。村井さんの最新の本も読んでみたいと思った。上記でこうは言ったけど、アリババとか本書発刊後大躍進した会社もあるので流石と思う。2020/09/17
kaizen@名古屋de朝活読書会
35
#感想歌 #短歌 インタネット原理原則抜きにして現象記述瞑想迷走 IPのV6へは期待せぬキラーアプリに期待はあるが 共有知強いものへの集中に独占禁止の仕組みを対置2017/03/07
スリーピージーン
14
2010年刊行の新書で、5年経っているが私のようなIT弱者からは基本を学ぶ書としてとても役にたった。私の場合IT機器を試行錯誤して使うことでいろいろなIT用語をバラバラに理解していくことが多いが、それらをきちんと関連付けて 、また発生の思想も含めて理解を深めることができた。2015/07/04
アルパカくん
9
インターネットの発展の様子をわかりやすく読めました。キーワードについてもわかりやすく説明されていて、この分野の第一人者でありながらも一般向けに書かれているのが良かった。随所で日本の立場が説明されてあり、現状(と言っても初版は5年前ですが)の立ち位置やこれからのあり方が示唆されていたのも良かった。国民一人一人が賢く使っていくのも大事なことなのですね。2015/05/23
生ハム
8
筆者が一貫して、インターネットを「インフラ」と定義していました。 だから、万人が平等に使えなければならないし、サービスに差別があってはならない。 また、全員が同じ基盤としてインターネットを共有するからこそ、 技術の底上げも出来るし、そこから新しいサービスやアイデアが生まれてくるんだと思いました。 インターネットで出来ることは多すぎるし、飛び交う情報も無限に増えていくだろうし。 その中で、どんな方向に進化していくか、専門家が指し示す時代はもう終わったんですね。 一人一人が、新しいものを作り出していく時代へ。2012/10/23