内容説明
王様も政治家も神様も、おかまいなしのイギリス・ユーモア!痛烈なからかい、目を覆うほどバカバカしいギャグ、ほろりとさせる優しい笑い―“笑い”と“英国”をこよなく愛する著者が、十八世紀から現代まで縦横無尽に例をとり、豊富な「笑いの文化遺産」の中に英国文化の本質を読み解く。『パンチ』等の貴重な図版も多数収録。
目次
第1章 笑いの王様―なぜ国王が必要なのか
第2章 政治家なんて―首相は踊る
第3章 御主人様はアホですから―執事の伝統
第4章 大英パロディ帝国―室内便器から株式売買まで
第5章 パロディまみれの島―『ピーター・パン』もミルトンも
第6章 聖書も、戦争も―笑いのアナーキズム
第7章 もしも私がゲイならば―Q.Cへのラブレター
著者等紹介
富山太佳夫[トミヤマタカオ]
1947年鳥取県西伯郡に生まれる。1973年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻、19世紀イングランド小説。青山学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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