内容説明
月下の散歩者ムササビ、森の怪人ヒグマ、忍びの名人イワナ、幻の獣オオカミ―森のつつましい生き物たちは、人間よりもはるかに「紳士」である。ドイツ文学者にして自然をこよなく愛する旅人でもある著者が、山歩きの道すがら、またさまざまな書物の中で出会った生き物たちの姿を、生き生きと描き出す。著者自筆イラストも満載。
目次
1 早春・夜から朝(ムササビ;アカハラ・クロツグミ;ブッポウソウ ほか)
2 昼下がり・夏(サワガニ;カワガラス;イワナ ほか)
3 秋の到来(キノコ;アキアカネ;タヌキ ほか)
4 夜の世界(イノシシ;モズ;モグラ ほか)