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岩波新書
人民元・ドル・円

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308997
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C0233

出版社内容情報

莫大な投資が失業を引き起こし,おびただしい融資が不良債権を積み重ねる.この逆説のもとで急成長する中国経済.通貨・人民元の正体とは何か.それは米ドル,日本円を巻き込んで,中国を軟着陸させることができるのか.

内容説明

莫大な投資が失業を引き起こし、おびただしい融資が不良債権を積み重ねながらも驀進する中国経済。その通貨・人民元の正体とは何か。元はアメリカ・ドル、日本円を巻き込んで中国を軟着陸させることができるのか。日米中のトライアングルを長期にわたり観察してきたジャーナリストが、現地取材と綿密なデータ分析により解き明かす。

目次

第1章 元の「顔」はなぜ毛沢東なのか
第2章 社会主義市場経済の試練
第3章 高度成長の光と影
第4章 香港マジックとは何か
第5章 中国株式会社幻想
第6章 ドル帝国の深層にあるもの
第7章 ドルと円、そして元

著者等紹介

田村秀男[タムラヒデオ]
1946年高知県生まれ。1970年早稲田大学政経学部卒業後、日本経済新聞に入社。岡山支局、東京本社編集局産業部、経済部を経て、84年ワシントン特派員。88年東京本社編集局経済部次長、91年経済部編集委員、95‐96年米アジア財団(サンフランシスコ)上級研究員、96年香港支局長を経て、99年から編集委員。このほか、2000‐03年日本経済研究センター欧米研究会座長、04年神奈川大学経済学部および早稲田大学政経学部非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
日経新聞記者による人民元や円ドルとの関連を判りやすく説明してくれています。ただほとんどは元の主体である中国経済の動向を分析しています。現在では社会主義国の唯一の大国として残っているわけですが、その中での経済が10年前の分析とはいいながら今を予測するような危機感としてかかれています。2016/02/01

佐島楓

47
人民元とドルに挟まれ、円もかなり危ういバランスの上に成っている通貨である。認識を改めないといけないと思った。2015/11/28

真夏みのり

0
・元・ドル・円は相互依存してる。 ・ドル・ペッグ制 ・中国もまた日本同様にドルを無限に買い支える運目にある。 ・結局、石油か。2011/05/17

マーキス@ショスタコーヴィチP

0
大半が人民元に関する文章です。人民元の成り立ち、鄧小平による改革開放、社会主義市場経済という自己矛盾を孕んだ政策などの詳細が良く分かります。2009/03/20

影実

0
通貨を通して中国経済を解説している。中国の株式会社がどのような仕組みで成立しているのかなど、普段気にしないようなことについても触れておりなかなか面白い。2009/02/05

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