出版社内容情報
真に自由・透明・公正な経済構造を実現し,景気回復を促進させるための「改革」とは,どのようなものか.政府の掲げる「構造改革」を根本から批判し,英国の「第三の道」に学びつつ説く,グローバル化時代の日本の進路.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
36
2003年に出版された本。経済政策に関しては、このころから手を打っておけばよかったのに・・・というあきらめに似た気持ちしかない。著者が指摘するとおり、既存の経済学で対処できない状態が常態化してしまった結果が今の日本。ある程度以上抜き差しならなくなってしまっているのは、認めざるを得ない。2015/06/07
渡邊拓視
0
かなり古い本だが、この時代からITによる生産性の向上や新自由主義的金融批判が指摘されていて面白かった。2016/11/04
壱萬弐仟縁
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小泉内閣時代に書かれているが、格差社会が深刻化しつつあったときの本。排除されるもののいない社会、という指摘は、今も必要な考え方であろう。2012/04/09