出版社内容情報
高い失業率,極右の台頭,深刻化する移民問題-.グローバル化と欧州統合という歴史的な転換の中で,フランスはどう変わろうとしているのか.1995年以降のシラク時代に焦点を当て,現代フランス社会の激動の軌跡を描き出す.
内容説明
高い失業率、極右の台頭、深刻化する移民問題―。グローバル化の進展と欧州統合の拡大という歴史的な転換の中で、フランスはどう変わろうとしているのか。また、国際的な反発のもと核実験を遂行し、その一方でイラク戦争に強固に反対したその真意は。一九九五年以降のシラク時代に焦点を当て、現代フランス社会の激動の軌跡を描き出す。
目次
第1章 一九九五年、反乱の冬
第2章 地下四五〇メートルの孤独
第3章 さまよえるエリートたち
第4章 一九九七年、制裁の夏
第5章 国家の右手、国家の左手
第6章 ルペンのフランス
第7章 凡庸な男の特別な犯罪
第8章 アメリカ・コンプレックス
終章 変わる国、変わる人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
39
1995年からのフランス現代史がよくわかった。国内外に多くの問題を抱えている様子、どういうスタンスをとっているかなど、文章もわかりやすく魅力的。2015/10/16
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
岩波新書愛好会】イラク戦争に反対したフランスについて少し知ることができた。 しかし、表面的な理解ではない情報提供のはずが、情報量と質が少なすぎて、 素人にはわからない。 参考文献も、日本語のものは、歴史的視点以外の資料性が乏しいように見受けられる。 イラク戦争にもっと切り込んで欲しかった。2010/03/14
うえ
1
よくも悪くも岩波本。情報量はイマイチか。2014/07/04
スプリント
1
前半はシラク個人について、後半はシラク時代のフランス内外の立ち位置について書かれています。各章、要点を絞って簡潔にまとめられているので読みやすかったです。2013/09/21
はにゅ
1
フランスが良く分からなくて読んでみた。2006/10/20