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岩波新書
植民地朝鮮の日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 222,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004307907
  • NDC分類 334.421
  • Cコード C0221

出版社内容情報

1876年,日朝修好条規によって日本人が釜山に上陸してから,1945年の敗戦で日本へ引揚げるまで,最大時75万人いたといわれる在朝日本人70年の軌跡を描きだす.「草の根の侵略」の歴史を検証する1冊.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aeg55

4
日帝による朝鮮植民地化の通史民間版。 アジア近隣諸国への侵略行為は、軍や政治家だけの問題ではなく、民間レベルも強く作用していた事がわかる。かつての戦争責任を認められない源泉もこの負の歴史にあると言えるだろう。 日清日露戦争の真の目的は朝鮮半島の完全支配、民間レベルでの制圧していったサマが見えてくる。戦争の実態がわかる「東学農民戦争」政治がどう動いたかは「韓国併合」そしてこの「植民地朝鮮の日本人」で民間の状況。どの様に朝鮮を支配していったかが把握できるようになる。2020/09/25

がんぞ

4
著者が朝鮮語読めないか朝鮮人は日記等を書かないのか。日本人側のみの戦前戦中・終戦直後に書かれた手記等で《支配の酷さ》を証明しようとするが、先人は貢献しただけに罪悪感無く、迫力無し(法理不明、識字率数%では「騙された」と思いこむことも多かろう)。P188「ソ連公式参戦前の七月中旬から朝鮮の製鉄所は爆撃を受けていた」が戦災戦死は本州とは比較にならない些少。守られていた朝鮮人が「広島原爆投下光景」をミュージックビデオに使うなど《日本を不快》偏執を『愛国心』と見るべきか。韓国史で立派な人は親日派とされ歴史から抹殺2013/11/17

a.k.a.Jay-V

2
両国間における最近の出来事や「それ」に対する対応など、つくづく戦争は終わってないし一度始めると終われないのかもしれない事を痛感。殺しあう事は無いけど、受けた仕打ちや憎しみは覚えている(転じて忘れられない)のである。こうなると自分の感情だけではどうもならんのではないか?にも関わらず以前、関東大震災の本をレビューした際にもヘイトスピーチがこちらに向けられてきた。歴史にも人にも寄り添い向き合えない人間が存在する。これが現実。SAD BUT TRUTH 2019/01/14

おらひらお

2
2002年初版、明治維新後から敗戦までの朝鮮半島における日本人の活動を紹介したもの。基本的にいろいろ問題行動を起こしているのですが、その事実の解釈がやや紋切り型ですべてを読まなくても、結論が見えているのが残念・・・。2011/11/27

dogu

1
韓国併合の前から植民地支配は段階的に進められていた。朝鮮政府の防穀令を明治政府は武力による威嚇で撤回させ、日本人商人は朝鮮のコメを買い漁り本土に持ち出した。ために朝鮮の人々は飢餓に苦しむことになる。また併合後の朝鮮在住の日本人が自らの特権的地位や朝鮮人への差別に無自覚な点も分かる。彼らは日本の敗戦によって初めて他者を理解することが可能になった。2020/04/07

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