岩波新書
イノベーションと日本経済

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306849
  • NDC分類 331.81
  • Cコード C0233

出版社内容情報

本書では、ナショナル・イノベーション・システムの概念についての解説、日本とアメリカにおけるイノベーション・システムの進化プロセスの素描などが与えられた上で、低迷する日本経済の持続的成長の可能性が考察されている。NIS研究への好個の入門書である。

内容説明

低迷する経済のブレークスルーはあるのか?技術大国・日本にとって、長期的視点ではイノベーションの促進が最重要課題である。その萌芽はいま、確かに存在している。20世紀を牽引してきた製造業の特徴を生かしながら、21世紀のリーディング産業は何かを見すえた、より効率的な新しいイノベーションシステムを提案する。

目次

日本経済の持続的成長はあるのか
イノベーションとは何か
日本の産業発展とイノベーション―第二次大戦まで
戦後の産業発展とイノベーション
アメリカのイノベーションシステム
日本のイノベーションシステムをどう変えていくか(企業と産業の役割;政府と大学の役割)

著者等紹介

後藤晃[ゴトウアキラ]
1945年大分県生まれ。1973年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。成蹊大学経済学部助教授、教授、一橋大学経済学部教授をへて、現在、一橋大学イノベーション研究センター教授。専門は産業組織論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

42
イノベーションが経済や産業の発展に貢献するための役割を論じています。日本の過去の発展やアメリカのシステムを論じながら今後の方向性を述べています。とくに技術政策や大学の役割などを説いていますが、まだまだ明確でないことが多く、最近やっと産学共同的な動きがみられる感じです。2015/06/19

monotony

3
技術経営の公開講座で紹介された本(絶版)。図書館にあったので読んでみたが、少し想像してたものと違う。発刊年の2000年までの日本経済の発展と展望をアメリカと対比させつつイノベーションという視点で解説しているのだが、THE解説という感じの文体と15年前という古さも相俟って、面白さが無い。結果ナナメ読み。歴史を学ぶという点では役立つかも知れないが、実用的ではない。2014/12/23

よしひろ

1
一つのイノベーションがその国の経済を救うことがある。それは地道な国家教育の成果。2015/05/23

Masataka Shindo

1
「馬車の数を増やす」イノベーションではなく、「馬車を鉄道にする」イノベーションを。創造的破壊としてのイノベーションを理解できた。2013/07/11

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