出版社内容情報
400万戸にも達するマンション.そのトラブル数もうなぎのぼりだ.水漏れ,騒音,ペット,修繕積立金不足.さらに大規模修繕や防災対策,建替えはどうするか.居住者個人と管理組合の役割に分け,解決・予防策をしめす.
内容説明
国内で四〇〇万戸に達しようとしているマンション。その増加にあわせてトラブルの数もうなぎ上りだ。基礎の劣化、水漏れ、騒音、ペット、修繕積立金不足…。さらに大規模修繕や防災対策、建替えの効果的な実施は。これらの問題をどう解決・予防していくのか、居住者個人と管理組合の役割に分けて、なすべきことを的格にしめす。
目次
1 いま、マンションで
2 欠陥問題と対策
3 マンションの法律
4 管理組合の役割
5 大規模修繕工事の進め方
6 さまざまな保全工事
7 マンション再生をめぐって
著者等紹介
小林一輔[コバヤシカズスケ]
1929年東京都生まれ。1954年東京大学工学部土木工学科卒業。東京大学教授、千葉工業大学教授をへて現在、東京大学名誉教授。専攻はコンクリート工学
藤木良明[フジキヨシアキ]
1941年三重県生まれ。1965年名古屋工業大学建築学科卒業。現在、愛知産業大学教授、工学博士。専攻は建築学
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感想・レビュー
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きくまる
1
マンション管理組合理事のまず基本のキという感じの本。基本だからって、易しい本じゃなくて、むしろガッツリ内容を押さえていて、理事にならなかったら、途中で投げてただろうなってくらいの本。特に『管理組合の役割』の章は必読です。…が、大規模修繕の話になると、う~ん、わかんないから誰か専門家に任せたいと、正直思ってしまう。判断しろと言われたって、話がでかすぎて責任重すぎて…。理事のなり手はなかなかいないのもうなずける。もうちょっとこう、うまくやれるやり方はないものか…という答えは自分たちで見つけるしかないのね。2013/09/19
take
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マンションの大規模修繕に関する本は世の中にたくさん出ていますが、 技術的にはこの本が間違いなく確かで、いい加減な専門家たちにも 読んでほしい質の高さです。 2000年刊行なので法律面で一部古い内容がありますが、大きな 変更ではないので問題ないと思います。 コンクリートの中性化進行による塩分濃縮までさり気なく触れているとは恐るべし! コンクリート材料の専門家でない限り、そこまで知らないって普通w2014/12/23