出版社内容情報
現代の日本・日本国は,いかなる経緯をへて形成されたのか-.周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで,列島に展開した地域性豊かな社会と,「国家」とのせめぎあいの歴史を,社会の側からとらえなおす.著者10数年の学問的営為の結実した本格的通史.上巻は列島の形成から9世紀まで.(全3冊)
内容説明
現代の日本人・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか―。周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。十数年にわたる学問的営為の結実した本格的通史。上巻は列島の形成から九世紀(平安時代初期)まで。
目次
第1章 原始の列島と人類社会(日本列島の形成と人類の登場;漁撈の開始と狩猟・採集生活の発展 ほか)
第2章 首長たちの時代(弥生文化の形成と首長たちの登場;首長制の展開と古墳の発生 ほか)
第3章 国家形成への道(近畿の大王と首長間の抗争;部民制と国造制 ほか)
第4章 「日本国」の成立と列島社会(大化のクーデターから壬申の乱へ;日本国の出現―藤原京と大宝律令 ほか)
第5章 古代小帝国日本国の矛盾と発展(古代日本国の矛盾と八世紀の政治;八世紀の列島社会 ほか)
著者等紹介
網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年山梨県に生まれる。1950年東京大学文学部卒業後、日本常民文化研究所研究員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特任教授をへて、1998年3月退職。専攻は日本中世史・日本海民史
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KAZOO
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ヒデキ