岩波新書<br> 法廷のなかの人生

岩波新書
法廷のなかの人生

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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304876
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「犯罪」という社会の病理を扱う法廷.その主役は被告人だけではない.弁護士,検察官,裁判官,そして傍聴人の,それぞれの役目と思いを帯びた人生が交錯する.“開かれた裁判所”をめざし,無心に傍聴席に座りつづけて四半世紀.裁判傍聴業を自称する作家が,人間というこの摩訶不思議な存在に肉迫する法廷エッセイ.

内容説明

「犯罪」という社会の病理を扱う法廷。その主役は被告人だけではない。弁護士、検察官、裁判官、そして傍聴人の、それぞれの役目と思いを帯びた人生が交錯する。“開かれた裁判所”をめざし、無心に傍聴席にすわりつづけて四半世紀。裁判傍聴業を自称する作家が、人間という摩訶不思議な存在に肉迫する法廷エッセイ。

目次

雪の日の判決
「自己同化」の自白
微罪でない微罪
大法廷の小事件
さまざまな証言
被害者の事情
法廷の“賓客”たち
沖縄のアメリカ兵
被告人と弁護人
「殺意」の存在〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

63
箸休めに積読本消化。著者は日本で「ノンフィクション・ノベル」を出した直木賞作家だが、本書では自らを「法廷傍聴業」として、傍聴席から見える裁判の様子について、様々な角度から書いている。さすがの文章の上手さで、どんどん読み進んだ。ちょうどオウム真理教の裁判進行中でもあり、その関連の事件も取り上げられていた(坂本弁護士一家殺人事件も、匿名だが明らかに分かる内容。ただしテーマは医療鑑定に関するもの)。裁判所の構造や、江藤新平の近代化などご自身が小説化したものなどもあり、まだ小説を読んだことがないので興味がわいた。2024/04/24

ラスコリ

1
佐木さんの裁判傍聴記である。 求刑は8掛けが相場といった小ネタも少し学べた。2015/04/11

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