岩波新書<br> 脳を育てる

岩波新書
脳を育てる

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304661
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0245

出版社内容情報

ヒトの脳の神経細胞は1日平均10万個減っていくといわれる.では,脳の働きは衰える一方なのか.神経細胞どうしのネットワークの多さで脳の働きは決まり,さらに刺激によって新しいネットワークがつくられることがわかっている.脳のしくみと機能,男女の脳などの知識を示しながら,脳の働きを高めるために何をなすべきかを提案.

内容説明

ヒトの脳の神経細胞は一日平均一〇万個ずつ減っていくといわれる。では、脳の働きは衰える一方なのか。神経細胞どうしのネットワークの多さ・強さで脳の働きは決まり、さらに刺激によって新しいネットワークがつくられることがわかっている。脳のしくみ、男女の脳などの知識を示しながら、脳の働きを高めるために何をなすべきかを提案。

目次

1 自分との対話(自分の脳をどう考えるか;アイデンティティの探求 ほか)
2 脳は変化する(脳のなかはどうなっているか;三つ子の魂 ほか)
3 脳のしくみと働き(大脳の表層を構成する新しい脳;新しい脳の構造 ほか)
4 脳の働きを高めよう(何が脳のよさを決めているか;脳の働きを悪くする方法 ほか)
5 男性の脳と女性の脳(男女の体はどのようにつくられるか;脳の男性化と女性化 ほか)

著者等紹介

高木貞敬[タカギサダユキ]
1919‐97年。1944年東京大学医学部卒業。専攻は神経生理学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takao

3
1996年10月21日発行(初版)。学校図書館蔵書。著者は1919年生まれの神経生理学者。出版の翌年1997年10月11日に亡くなっている。脳の話はやはり難しいが、エッセイ風で読みやすい。ヒトの脳の神経細胞は毎日10万個ずつ減っているというが、神経細胞どうしのネットワークの多さ・強さで脳の働きが決まり、さらに刺激により新たなネットワークが作られているという。脳を使うことが「老化」防止に繋がる、というのはこれまで読んだ本と共通している。最新の脳科学をやさしく解説する本があれば読んでみたい。2020/03/14

プータン

3
脳を発達について、オーソドックスな理論を述べた本。池谷氏や茂木氏等の先端的な脳本を読む前に、これを読んでおくと良いかもしれない。2013/04/03

鏡子

2
専門的な部分が読みにくかったけど判る所だけ読んでも面白かった。「日本人は宴や食事の席で専門的な話をすると煙たがる/外国人は食事中だろうが団欒の席であろうと難しい話をする」これは凄く思う。飲みとか行くと低俗な話題ばかりでいつも辟易してしまうので・・「不平不満を云っている間、脳の連絡網は働きが低下している」科学的に実証されてるんだと思うと説得力がある。不平不満ばかり云ってたら周りにも迷惑だし自分自身にも、脳みそにもよくないのだなーそれがわかっただけでも読んだ価値有りかも2012/06/24

青樹(せいじゅ)

1
「脳の神経細胞であるニューロン間の連絡網の良さが脳の良さを決定する」とあります。ニューロンの連絡網をよりすばらしいものにするために、幼い時から勉強すると考えられています。育てるために大切なこととして、「物事を諦めないこと」だと思いました。諦めてしまうと、脳活動が停止してしまうそうです。 いつも前向きに生きることで「目の輝きもちがってくるから、ますます魅力的になる」という言葉を信じて、知性を磨きながら自分の人生を生きていきたいと思います。2020/03/11

umamasan

0
 脳のことについていろいろと書いてあってためになった。なにぶん1996年のものなので少し古い。最新の脳知識をほかで探そうと思う。2015/10/28

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