岩波新書<br> どうしてものが見えるのか

岩波新書
どうしてものが見えるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 190,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304135
  • NDC分類 491.374
  • Cコード C0245

出版社内容情報

水中でゴーグルをかけるとよく見えるのはなぜ.フラッシュをたいた写真が赤い目になるのはなぜ.色をどのように識別しているか.これらの興味深い疑問に答えながら,近年いちじるしく進歩した視覚研究の成果にもとづき,眼の構造から脳による視覚情報の処理までをわかりやすく解説する.色覚異常についても正確な知識を提供.

内容説明

水中でゴーグルをかけるとよく見えるのはなぜ。フラッシュをたいた写真が赤い目になるのはなぜ。色をどのように識別しているか。これらの興味深い疑問に答えながら、近年いちじるしく進歩した視覚研究の成果にもとづき、眼の構造から脳による視覚情報の処理までをわかりやすく解説する。色覚異常についても正確な知識を提供。

目次

1 眼はどのようにできるているか
2 網膜―精巧な神経のネットワーク
3 視細胞―光を電気信号に変える
4 色を見分けるしくみ
5 視物質タンパク質の構造
6 網膜の神経細胞のはたらき
7 脳はどのように視覚情報を処理するか
8 色覚異常について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶幸才斎

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光が眼球から入り、網膜の桿体及び錐体でそれぞれ明暗及び色覚の情報として受容され、細胞内のGタンパクカスケード系を活性化して細胞膜のイオンチャンネルを開閉することで活動電位を生じ、それが視神経を経由して大脳皮質の視覚野で処理され、我々が視覚を得るまでの仕組みについて、当時の知見から解説している。更に色盲等の色覚異常について言及し、あらぬ誤解を一刀両断している。生物進化は、眼球と視覚系の構造的・機能的マニアックさと、多少の色盲・色弱状態を許容するおおらかさとを兼ね備える。その落差が何とも奇妙に思えて興味深い。2013/07/17

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