岩波新書<br> 日本酒

岩波新書
日本酒

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303343
  • NDC分類 588.52
  • Cコード C0258

出版社内容情報

口中にふわりと広がる芳醇な香り,するりとすべって五臓六腑にしみわたる爽やかなのどごし…….人を引きつけてやまない日本酒の魅力の裏には,自然の力の絶妙なバランスと,それを最大限生かそうとする蔵人や研究者たちの心意気がある.日本酒の不思議と味わいのポイント,その起源からバイオテクノロジーの現在までを縦横に語る.

内容説明

口中にふわりと広がる芳醇な香り、するりとすべって五臓六腑にしみわたる爽やかなのどごし…。人を引きつけてやまない日本酒の魅力の裏には、自然の力の絶妙なバランスと、それを最大限生かそうとする蔵人や研究者たちの心意気がある。日本酒の不思議と味わいのポイント、その起源からバイオテクノロジーの現在までを縦横に語る。

目次

第1章 日本酒の今昔
第2章 酒造りの原理
第3章 酒造りの不思議
第4章 日本酒の起源を探る
第5章 日本酒に生きる人々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コジ

32
殆ど下戸に近い身ですが、呑めば美味しいと感じる日本酒の知識(薀蓄)を得る目的で手にとった。のハズが、著者は醸造試験所所長の経験があるだけに「酒造り」が主な内容だった。当然、酒造りに関する知識を得ても実際に自分で造れる訳では無いが、歴史等、雑学書として読むなら十分。ちなみに、お酒の甘口・辛口とはこの本を読むまでアルコール度数が高い=辛口だと思っていたが、実際はお酒の比重、糖分の含まれる割合で数値表現できるものだと始め知った。つまり甘口のお酒は文字通り甘ということ。日本酒の知識がまったくない自分を思い知った。2018/03/23

春色

10
日本酒の味や香り、酒造り、歴史についての解説書。日本酒の味は甘口・辛口を日本酒度という尺度で表示されること、吟醸酒や大吟醸酒という名称は精米度合いに由来すること、酒造りの工程は麹やその他微生物類の働きを引き出したり、封じ込めたりという繊細で奇跡的な仕事だということ…様々のことを知りました。今まで「何となくこのお酒が好き」と感覚的な楽しみ方をしていましたが、これから選ぶ・飲む楽しみが広がりそうです。瓶に詰まったお酒が愛おしく尊く感じられる…2021/01/01

オザマチ

10
昔ながらの方法って大変なんだなぁ。2013/09/02

kenitirokikuti

6
図書館にて。岩波文庫に坂口謹一郎『日本の酒』(元は岩波新書の青版525)があり、本書はその門下生によるもの▲見るところを酒造にまで延ばすと、日本の近代製造産業の租となる分野だ▲コンビニへの転業者には、酒屋が多かったなぁ。2021/09/20

アボット

5
94年発行、著者は坂口謹一郎博士の門下生の先生との事です。お堅い説明の本かと思っていたのですが、意外にも読みやすく分かりやすい本でした。日本酒の本は今まで数冊のみを繰り返し読んでいましたが、この本もまた繰り返し読んでいくことになりそうです。専門的な説明で私には火落菌のところが難しく、火入れ 蒸米が印象に残りました。吟醸酒、特に香りについての説明が多くリンゴと洋梨の香り成分というところに 書かれた頃の時代を感じます。2024/02/27

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