岩波新書<br> 色彩の心理学

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岩波新書
色彩の心理学

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004301349
  • NDC分類 757.3
  • Cコード C0211

出版社内容情報

様々な色彩の現象は実は心の働きによる。ゲーテ以来の色彩論から現代のカラー心理テストまでをとりあげる。

内容説明

同じ大きさでも、白い円は黒い円よりも大きく見える。赤いネオンは近くに、青いネオンは遠くに見える。また同じ柄でも配色の具合によって、うける印象はまったく違う。こうした色彩の現象は実は心の働きによる。本書では、ゲーテ以来の色彩論から現代のカラー心理テストまで、色に関する様々の事象をとりあげ、色彩心理学の世界を描く。

目次

1 明暗の視覚
2 ゲーテの色彩論と色彩心理学の視点
3 色は色を呼び起こす
4 シュヴルールから印象派へ
5 色の現象する世界
6 色の感性的心性的作用

著者等紹介

金子隆芳[カネコタカヨシ]
1928年東京に生まれる。1952年東京文理科大学卒業。専攻は心理学。現在、筑波大学名誉教授、文学博士、元日本心理学会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Emperor

2
大学でちょっとだけかじった色彩心理学。心理学っていうか色彩論が中心?難しい。ギブアップ(笑)2016/04/10

cracra

1
ニュートンの物理学的客観的色彩論(他人事)に反する、ゲーテの現象学的主観的色彩論(自分事)。2010/08/14

すがし

1
文化論としての色彩についての話を期待していたので、ちょっと求めていたものと違った。一般的な内容ではないと思うが、話は面白いと思う。2009/10/17

ふじこ

0
思っていたのとは違い、ゲーテの「色彩論」から考察した重厚な感じのもの。科学系の基礎知識のない私にとってハードルが高かった。難しくて理解できなかった。2016/07/08

みどり

0
色彩論という哲学の歴史の「さわり」を知るのに良い本だと思いました。色彩の心理学というタイトルからイメージされる内容とは、少しずれるかもしれません。色彩という感覚で判断してきたものの研究歴史、色彩と音楽の関連性や、空気の色、影の彩り、色の調和の項目は面白かった。しかしながら一度では到底理解しきれない色の濃い内容なので、何度も読み返し、更にはゲーテの色彩論も読んでみて、自分のものにしようと思います。2016/03/24

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