出版社内容情報
辞書を頼りに小説や文献を読んでいるだけでは,他国や他民族の理解は難しいのではないか.六色の虹,黄色い太陽,恥部としての足など,興味深い例をあげながら,国による文化の違いを語るとともに,漢字の知られざる働きに光を当てて日本語の長所をも浮き彫りにする.真の国際理解を進める上で必読の,ことばについてのユニークな考察.
内容説明
辞書を頼りに小説や文献を読んでいるだけでは、他国や他民族の理解は難しいのではないか。六色の虹、黄色い太陽、恥部としての足など、興味深い例をあげながら、国による文化の違いを語るとともに、漢字の知られざる働きに光を当てて日本語の長所をも浮き彫りにする。真の国際理解を進める上で必読の、ことばについてのユニークな考察。
目次
第1章 ことばで世界をどう捉えるか(序論―ことばによる環境認識;orangeはオレンジとは限らない ほか)
第2章 虹は七色か(世界認識の反映としての言語;英語の辞書・事典の中の虹 ほか)
第3章 日本人はイギリスを理解しているか(文献依存の外国文化研究はなぜ生まれたのか;国際交流の第一歩は何か ほか)
第4章 漢字の知られざる働き(1)音読みと訓読みの関係(意味論的透明性と不透明性;高級語彙と基本語彙の関係 ほか)
第5章 漢字の知られざる働き(2)視覚的弁別要素の必要性(貧弱な音韻・音節構造を補う;抽象的な意味構造を補う ほか)
著者等紹介
鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926年東京に生まれる。1947年慶応義塾大学医学部予科卒業、1950年同大学文学部卒業。専攻は言語社会学。現在、慶応義塾大学名誉教授
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