岩波新書<br> 日本語と外国語

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日本語と外国語

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  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004301011
  • NDC分類 804
  • Cコード C0280

出版社内容情報

辞書を頼りに小説や文献を読んでいるだけでは,他国や他民族の理解は難しいのではないか.六色の虹,黄色い太陽,恥部としての足など,興味深い例をあげながら,国による文化の違いを語るとともに,漢字の知られざる働きに光を当てて日本語の長所をも浮き彫りにする.真の国際理解を進める上で必読の,ことばについてのユニークな考察.

内容説明

辞書を頼りに小説や文献を読んでいるだけでは、他国や他民族の理解は難しいのではないか。六色の虹、黄色い太陽、恥部としての足など、興味深い例をあげながら、国による文化の違いを語るとともに、漢字の知られざる働きに光を当てて日本語の長所をも浮き彫りにする。真の国際理解を進める上で必読の、ことばについてのユニークな考察。

目次

第1章 ことばで世界をどう捉えるか(序論―ことばによる環境認識;orangeはオレンジとは限らない ほか)
第2章 虹は七色か(世界認識の反映としての言語;英語の辞書・事典の中の虹 ほか)
第3章 日本人はイギリスを理解しているか(文献依存の外国文化研究はなぜ生まれたのか;国際交流の第一歩は何か ほか)
第4章 漢字の知られざる働き(1)音読みと訓読みの関係(意味論的透明性と不透明性;高級語彙と基本語彙の関係 ほか)
第5章 漢字の知られざる働き(2)視覚的弁別要素の必要性(貧弱な音韻・音節構造を補う;抽象的な意味構造を補う ほか)

著者等紹介

鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926年東京に生まれる。1947年慶応義塾大学医学部予科卒業、1950年同大学文学部卒業。専攻は言語社会学。現在、慶応義塾大学名誉教授
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感想・レビュー

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榊原 香織

62
1990年の本だが、面白い。 虹の色数は国によって違う。今ではかなり知られているけど、当時は画期的だったのでは? 人類は耳より目のほうが格段に良い。そーか、だから中国語、聞取りダメなのか。 日本語の車名はスバル、アスカ、カムリ、のみ。今もあるのかな?2023/03/26

佐島楓

31
リンゴと聞いて何色を思い浮かべるか、虹は外国では何色から成っていると認識されているか・・・など、素朴な差異から入って行って、読者をひきつける。面白かったけれど、ドイツ語やフランス語も理解できればもっと愉しめただろう。ところ変われば言葉もこれほどまでに文化に左右されてしまう。2015/01/18

さきん

29
リンゴと言えば、日本人は赤をイメージするが、フランスでは緑、または、色というよりも肌の質感をイメージする。同じ単語でも地域によって、前提となる感覚が共有されていないことにより、誤った相互理解となってしまう。漢字の効用は既知の内容。2020/05/06

めんま

26
言語によって世界の切り取り方が違うことを日本語と英語・仏語などの色彩語が指示する色の違いなどから指摘する。現在では、言語相対説として幾分有名になった考え方だが、当時にあっては刺激的な議論であったのだろう。また、英語などに比べると音素が乏しく、同音異義語が多数ある日本語において、音は同じでも異なる語であることを識別するために漢字が機能することも指摘する。2022/01/01

Nobu A

13
読み始めて再読だと気づく。前回読了は本サイトがなかった1990年初版辺りかな。だとするとかれこれ30年前。記憶とは不思議なもの。言語による色彩認知差異ははっきり覚えていたが、後半の漢字の章は記憶にない。しかし、こちらの方がより興味深い。他言語比較と歴史的背景からの考証で我々が自覚していない漢字の機能性が浮き彫りに。テレビ型日本語とラジオ型西欧の諸言語等、言い得て妙で分かり易い。近年カタカナ英語濫用による意思疎通の障害の懸念等、鋭い考察。また、オレンジの話で言及の探究心には恐れ入る。鈴木孝夫先生著書4冊目。2020/07/02

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