岩波新書<br> 障害者は、いま

岩波新書
障害者は、いま

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 17X11cm
  • 商品コード 9784004300366
  • NDC分類 369.27

出版社内容情報

障害者は何を望んでいるか.彼らの自立を阻む壁は何であり,それはどのように崩されつつあるのか.ボランティア活動のあり方をどう考えるべきか――.二○年間,四○○○本のラジオ番組制作を通して障害者問題と深くかかわってきた著者が,すべての人間が共に生きる社会の実現を願って,福祉・教育・雇用などの現状と課題を具体的に語る.

内容説明

障害者は何を望んでいるか。彼らの自立を阻む壁は何であり、それはどのように崩されつつあるのか。ボランティア活動のあり方をどう考えるべきか―。二〇年間、四〇〇〇本のラジオ番組制作を通して障害者問題と深くかかわってきた著者が、すべての人間が共に生きる社会の実現を願って、福祉・教育・雇用などの現状と課題を具体的に語る。

目次

障害とは、障害者とは
理解よりも、ふれあいを
障害者運動の歩み
表現する障害児
働く場を求めて(障害者の雇用;広がる小規模作業所)
街の中で生きる
あたりまえの暮らしを求めて
障害者とボランティア

著者等紹介

大野智也[オオノトモヤ]
1926年東京に生まれる。1947年米沢工専化学工業科卒業。露天商、印刷工、新聞配達、業界紙記者、児童劇団経営など、転職と放浪をくり返す。1954年日本短波放送入社、’61年以降’81年の退社まで、障害児・者のためのラジオ番組合計約4000本を制作。この間、日本民間放送連盟賞(4回)、放送批評家懇談会賞、第1回放送文化基金賞等を受賞。1981年身体障害者雇用促進協会広報室長就任。’86年、同嘱託。現在、日本障害者協議会広報委員長。日本自閉症協会常務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Leaf★Moon

2
新書レポートのため。初版が1988年だと知らずに読み始めてしまった。今はこの当時よりは色々と改善されているだろうと思うが、様々な問題を抱えながら一般に理解されずに生きていた障害者、そしてその家族のことを考えると、何か私もしなければという思いに駆られる。しかし最終章にあった通り、ボランティアが必ずしも障害者のためになるとは限らず……。私の伯父も障害者ということもあり、障害者問題は他人事ではない。自分にできることを少しずつ探していけたら、と思った。2015/09/23

kamonoha6

2
今までこういった類の本て読まなかった。多分自分の汚い部分が見えちゃうからだと思う。読みきった後は自分の中で何かが変わった気がしました。2011/05/31

脱力toilet

1
1980年代までの、障害者の状況を俯瞰するために2013/09/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

1
岩波新書愛好会】設計の仕事をするようになり、 ユニバーサルデザインを極めようと思ったら、 「障碍者」の方々の意見を聴くことの重要性を感じました。 本書をはじめ、多くの「障碍者」との共生を図る活動が、 人間性そのものを大切にする活動になることが分ってきました。 著者は、マスメディアを通じて、さまざまな取り組みをされてきたとのこと。 経験からにじみ出てくる言葉の重みを感じました。岩波新書一覧 http://bit.ly/12LkZWe2010/03/14

Ekai Sunahara

0
障害者の思いや障害者の就労の成功事例をあれこれと挙げていた。 なんとなく障害者の置かれた状況を確認することができたが、体系だって述べられていなかったので、読みづらい部類の本だった。2017/07/28

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