出版社内容情報
さあ“緑のシャワー”を浴びて心身のリフレッシュを! 森林の樹木からは殺菌力をもつ物質「フィトンチッド」が発散されており,それは私たちをすがすがしい気分にさせるだけでなく,健康のためにも良い――.植物の香りの謎を究明し「森林浴」ブームの火つけ役となった著者が,その楽しみ方と効用を説き,緑と人間のかかわりをつづる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
49
かつて登山家の今井道子さんのお話を登山とは全く関係ない席で伺っていたら森林セラピーの話題が盛んに出てきて戸惑った覚えがある。しかし山に親しみ始めた今やっとその意味に合点するようになった。日本で医師でありかつ登山家の当然の帰結だ。本書は森林浴の市民権獲得に力のあったフィトンチッド研究第一人者の著作。フィトンチッドとは植物、特に樹木がもつ殺菌・殺虫成分。植物が細菌や害虫から身を守るために生成する。古来から知られ今もアロマテラピーに応用されているが、著者は人間への効果を証明した。森林浴の科学的裏付けとなった。2015/10/14
讃壽鐵朗
4
森の素晴らしさを紀行文として書いた本。 フィトンチッドについては、それほど強調していない。2016/08/09
丰
0
Y-202003/09/20