出版社内容情報
わが国では英語教育が広く行なわれているが,生きた言語としての英語と学校で学ぶ英文法とは有効に結びついていない.著者は,人間には本来言語を使う能力がそなわっており,言語活動はこの能力の発現にほかならないとの言語観に立って,英語の構造を文法的規則の体系として解明する.英語を学ぶ人びとにとって待望の書.
内容説明
わが国では英語教育が広く行なわれているが、生きた言語としての英語と学校で学ぶ英文法とは有効に結びついていない。著者は、人間には本来言語を使う能力がそなわっており、言語活動はこの能力の発現にほかならないとの言語観に立って、英語の構造を文法的規則の体系として解明する。英語を学ぶ人びとにとって待望の書(全二冊)。
目次
基本構造
使役動詞と作為動詞
関係詞節
感覚動詞と知覚動詞
知覚動詞と思考動詞
思考動詞と認識動詞
告知動詞
情意動詞
連鎖動詞句
不定詞句と動名詞句
句動詞・前置詞動詞
相(ASPECT)動詞
助動詞
叙想法
著者等紹介
中島文雄[ナカジマフミオ]
1904‐1999年。1927年東京大学文学部卒業。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻―英語学(英語史、言語理論、英文法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tonbei
2
この種の本としては、繰り返し読んだ本。ただし、注意が必要。高校までに習う英文法の常識を揺さぶられるからです。実践レベルでは、揺さぶられて なにかプラスがあるか。たとえば、I tried to advise him. 学校英語では、不定詞の名詞的用法と教えられる。それにたいして、この本では、try to adviseまでを連鎖動詞句として、この不定詞は動詞的用法とする。なるほど、たしかにこっちのほうがすっきりする。学校英語の常識に反する。ただし、このことを知って得するかは、別問題。2020/10/12
カンナバーレ
0
上巻は動詞を中心に解説。使役動詞、知覚動詞のほかにも、作為動詞、思考動詞、感覚動詞、告知動詞etc. 初めて聞く分類が登場。こんないろいろなカテゴリーがあるのかと。再読せねば。2015/09/03
丰
0
Y-202000/10/02
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- 和書
- ハイデガー拾い読み