出版社内容情報
イギリスの政治哲学者ホッブズ(一五八八―一六七九)の主著.各人が各人を敵に争う戦争状態こそ人間の自然状態であり,国家とは,平和を維持するために絶対主権をもって君臨すべくつくりだされたいわば人工の人間にほかならない.書名を聖書に語られる巨大な怪獣の名にもとめた本書は後世に絶大な影響を及ぼした.
内容説明
各人が各人を敵に争う戦争状態こそ人間の自然状態であり、国家とは、平和維持のために絶対主権をもって君臨すべく創出されたいわば人工的人間にほかならない。こうホッブズは主張し、まず国家を創造し構成する人間の分析を行なう。
目次
第1部 人間について(感覚について;造影について;影像の連続あるいは系列について;ことばについて;推理と科学について;ふつうに情念とよばれる、意志による運動の、内的端緒について。およびそれらが表現されることば〈について〉;論究の終末すなわち解決について ほか)
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