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岩波文庫
微生物の狩人 〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003392812
  • NDC分類 465.028
  • Cコード C0147

出版社内容情報

細菌学の歴史はオランダ人レーウェンフックが手作り顕微鏡の視野に小さな生き物たちの姿をとらえた時から始まる.本書は以下,パストゥール,コッホ,メチニコフ,エールリヒなど主に病源体の追及によって人類に偉大な貢献をした十三人の「狩人」たちの人と業績をドラマティックに物語る.人物中心の優れた細菌学史.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

26
顕微鏡を自分で作り微生物を初めて目にしたレーウェンフックや、微生物を産業、医療の課題解決に活かす道筋をつけたパストゥール、コッホらが紹介されています。名前や業績は聞いたことはあったものの、人物像までは知らなかったパストゥールとコッホの対照的な性格、それぞれの真理を追求する姿勢がドラマチックに書かれていて、熱量に圧倒されました。2021/10/17

壱萬弐仟縁

17
1926年初出。レーウェンフックはものを信用しなかった人(11頁)。彼は、一つのことを他の何か別のものの 原因(傍点) であるとすることにはきわめて慎重であった(30頁)。毛細血管を見つけ、動脈から静脈へ血液が流れる。ハーヴェーの発見を完全なものにした(31頁)。 スパランツァーニはレーウェンフックの後継者(40頁)。前者は後者とは正反対(44頁)。苦節20年の後者に対して、スパランツァーニは25歳で古代詩の翻訳を成し遂げ、ホメロスの標準イタリア語の批評をした(同頁)。 2014/03/03

ろくせい@やまもとかねよし

15
(上下同じ記述)17世紀にレーベンフックにより確認された微生物を、その後人類の病気の原因として発見されてきたことを研究者ごとも物語として論説する。微生物は日本酒や漬物など人類に貢献もしてきたかと、悪者扱いは少し気の毒に感じた。

みゆきちゃんが好きー

3
昔の翻訳ちょー読みにくいけど、内容が面白いんだってば

こいし

2
微生物の狩人たちが、どのようにして、顕微鏡を作ったり、培養の方法をみつけたり、新しい菌などの微生物を発見したのかについて書かれている。 彼らはなぜ、微生物を追い求めるようになったのだろう? 彼らは、純粋な冒険心や、ミクロな世界への興味や感動、菌に対する探求心、その時代の宗教や価値観の中で当たり前に信じられてきたことへの猜疑心、などがきっかけだったりする。 最初から、世のため人のためになることがきっかけではないけれど、 自身の興味関心を深めていくことで、 社会の役に立つことができるならいいなと思った。2019/01/20

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