• ポイントキャンペーン

岩波文庫
大陸と海洋の起源〈上〉―大陸移動説

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003390719
  • NDC分類 454.2
  • Cコード C0144

出版社内容情報

はじめ地球上には一つの大陸しかなかった.その後この大陸がしだいに分裂し,移動して,現在の各大陸がつくられた.――ドイツの地球物理学者ヴェーゲナーが,今世紀初め本書で提唱した大陸移動説は,それまでの地球観をくつがえす,まさに地球科学上の一つの革命であった.科学史上の記念碑的古典を平明な訳文でおくる.

内容説明

はじめ地球上には1つの大陸しかなかった。その後この大陸がしだいに分裂し、移動して、現在の各大陸がつくられた。―ドイツの地球物理学者ヴェーゲナー(1880‐1930)が今世紀はじめ本書で提唱した大陸移動説は、それまでの地球観をくつがえす、まさに地球科学の1つの革命であった。科学史上の記念碑的古典を平明な訳文でおくる。

目次

第1章 歴史的序論
第2章 大陸移動説の本質、ならびに地質時代における地球表面の変化についての従来の諸見解に対する大陸移動説の関係
第3章 測地学的議論
第4章 地球物理学的議論
第5章 地質学的議論
第6章 古生物学的および生物学的議論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

17
1929年初出。 今後、地球物理学は、北極の氷や地軸の変化で、気候変動のシミュレーションが 何通りも提起されなければならなくなる。想定しておかねばならない。 地球儀を真下から覗いて見えたような南極大陸と周辺地域の地図(192頁)。 盾状地で、先カンブリアのようだから、相当昔からあるのだろうが、 今後地軸はどうブレていくか? 自転や公転に影響があるだろう。 生物の分布を調べて、大陸間の関係を解明している。 元はくっついていたのだ、と。 陸橋説よりも大陸移動説のほうがはるかに優れている(223頁)。 2014/03/14

ヤギ郎

11
地質学・地理学の古典。てっきりヴェーゲナーが新たな理論をつらつらと書いた本かと思ったけど、どちらかというと、過去の理論や論文に対して自分の見解を交えながら解説している。世界地図を見ると変わった地形の場所があって、その原因を考えてみるとおもしろいね。2017/10/15

赤い熊熊

10
大陸は動いてる!大陸はより密度の大きな流体の上にあるので、何らかのメカニズムがあれば動き得る。大西洋両岸の地層、生物分布、化石の分布等々の証拠を連ね、大陸塊が移動した事を立証してゆく。その様は小説の様に面白い。日本の様な弧状列島の成因などなど、今の目で見ると不味い所もまた面白い。2015/10/13

misui

3
「大陸塊を他の特徴、ことにその輪郭の形に基づいて接合させると、一方の大陸上のすべての構造が他方の大陸上の構造とぴったりと合うということは重要である。それはちょうど新聞紙を破り、その切れ端を輪郭によってつなぎ合わせると、印刷の行がうまく続くようなものである。」 度々言及されるラジウムの発見とインパクトについて調べること。2017/08/21

YTY

2
地球物理学、地質学、古生物学、古気候学などの様々な観測・観察を総合して大陸移動説を提唱する古典。時代的にぶっ飛んだ仮説をいかに論証していくかという過程が、今読んでも面白い。2011/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/195628
  • ご注意事項