岩波文庫
光学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 406p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003390412
  • Cコード C0142

出版社内容情報

ニュートン(一六四二―一七二七)は力学や数学と同じように,いやそれにも増して光学の研究に前人未踏の分野をきりひらいた.本書はその集大成であり,太陽の白色光が屈折率を異にする色光の複合から成ることを発見した実験をはじめ光の干渉・回折などを臨場感いっぱいに記述する.完成度のもっとも高い原書第三版の決定訳.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

17
1721年初出。 ゴシック太字は助かる。 こうした部分だけ音読してみた。 最初の定義、公理は、中学の理科でも出てくるないようもある。 ニュートンの望遠鏡(113頁写真)。 興味深かった命題、定理は、「すべての均質光は、その屈折性の度合 に応じた固有の色をもっている.その色は反射と屈折によって変化 させることはできない.」(124頁)。 色についてはどう見えるのか、興味深い。 例えば、万華鏡やステンドグラスとか。  2014/03/25

赤い熊熊

9
定義と公理と命題を拾い読みしながら、ニュートンが光をどう考えていたかを垣間見る感じ。当時すでにそこまでわかっていたんだと感心することから、今の目で見るとさすがに見当違いなことまで色々。2019/05/14

oDaDa

2
ゲーテの『色彩論』を読むための布石の筈が、17世紀の王立協会周辺、ニュートンやライプニッツ界隈が天才すぎ、実験の記録も委細に過ぎるので放り投げてしまおう。兎に角も黎明の科学者のみならず文学者、芸術家にもよく読まれた、それが近代の精神を切り拓いていったというのは高山宏の受け売りである。2022/03/09

kinaba

1
もっと公理、理論主導的なイメージを勝手に持っていたけど、実際のところは実験の鬼だな、ニュートンさん。2020/01/12

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