岩波文庫<br> シンボル形式の哲学〈1〉

岩波文庫
シンボル形式の哲学〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 486p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003367315
  • NDC分類 134.8
  • Cコード C0110

出版社内容情報

理性による認識の領域にとどまらず,言語・神話・宗教・芸術など,より広範な文化諸領域における精神の表現形式を,シンボルを基本概念に据えて解明したカッシーラー(一八七四‐一九四五)の主著.第一巻では,豊富な資料を駆使しつつ広範な視野に立った言語哲学を構築する.(以下第二巻「神話的思考」,第三巻(上・下)「認識の現象学」)

内容説明

シンボルを基本概念に据え、言語・神話・宗教・芸術・科学的認識など、広範な文化諸領域における精神の表現形式を解明したカッシーラー(1874‐1945)の主著。第1巻では、豊富な資料を駆使しつつ広範な視野に立った言語哲学を構築する。待望の完訳版。(全4冊)

目次

序論 問題の提起
第1部 言語形式の現象学のために(哲学史における言語の問題;感覚的表現の位層における言語;直観的表現の位層における言語;概念的思考の表現としての言語―言語による概念形成と類形成の形式;言語と純粋な関係形式の表現―判断領域と関係概念)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
哲学史を概念ネットワークと捉えた著者は、ネットワークを形成する直観でも概念でもない「シンボル形式」の探求に向かう。経験の素材を印象の無秩序と規定したカントに対し、経験の生の素材は存在せず、印象も「シンボル形式」によって形成されるという立場から検討が始まる。神話的思考から科学的概念操作も含むこの形式は従来の体系や経験から始める分析では導出できない。単一性(目的、立場)を前提とする両者に対し、著者は系列、結合、継起によるネットワーク形成を提起する。本書は「言語」を内的でも外的でもない相互浸透の場面で検討する。2019/04/24

mao

0
芸術 の章のみ読了。2015/06/27

のほほんなかえるさん

0
実は読了は初めて。何度も何度もトライしてきた本をようやく・・・よっこらしょ。2012/04/09

h_sasaki

0
個人的には三章Ⅲ節の「数概念の言語的発展」が勉強になった。2009/06/07

こずえ

0
象徴とはなにかを考えるうえで

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