出版社内容情報
『碧巌集』ともいう.北宋初期の僧雪竇重顕が古来の禅録の中から公案百則を選び,韻文のコメント(頌)を付した『雪竇頌古』に,北宋晩期の圜悟克勤が解説・論評を加えたもの.「宗門第一の書」といわれる禅の教本で,日本の禅に測り知れない影響を与えた.訳注者四氏の綿密な討議を経て成った,唐・宋の口語に即した周到な新釈.
内容説明
『碧巌集』ともいう。北宋初期の僧雪竇重顕が編んだ公案書『雪竇頌古』に、北宋晩期の僧圜悟克勤が解説・論評を加えたもの。「宗門第一の書」といわれる禅の教本で、日本の禅に測り知れない影響を与えた。訓読文には、原文に多用されている唐宋期の俗語・口語に即して思いきった訓みを付すなど、訳注者四氏の綿密な討議に基づく新釈。