出版社内容情報
1927年末から3ヵ月余にわたるイタリア旅行で出会った絵画・彫刻・建築の印象を豊かな感性で書きとめる。
内容説明
一九二七(昭和二)年末から三カ月余にわたるイタリア旅行で出会った絵画・彫刻・建築の印象をみずみずしい筆致で書きとめたイタリア美術紀行。後に『風土』で展開される風土論の萌芽が随所にみられる点も大変興味深い。挿絵多数。
目次
1 出発
2 イタリアに入る
3 ローマ滞在
4 ナポリとその付近
5 シチリアの春
6 アシシの壁画
7 フィレンツェ滞在
8 ボローニャ、ラヴェンナ、パドヴァ
9 ヴェネチアに病む