岩波文庫<br> 史記を語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003313329
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C0122

出版社内容情報

司馬遷の著した中国最初の正史『史記』は,古代中国の社会と人間を生きいきと描きだし,日本でも広く親しまれてきた.中国史研究に多大な業績をのこした著者が60年にわたる『史記』研究にもとづき,『史記』の成り立ちと構造の全容の解明を試みた名著.『史記』の世界への格好の入門書.「『史記』の中の女性」を併収.(解説=吉川忠夫)

内容説明

司馬遷の著した中国最初の正史『史記』は、古代中国の社会と人間を生き生きと描きだし、日本でも広く親しまれてきた。中国史研究に多大な業績をのこした著者が、六十年にわたる『史記』研究にもとづき、『史記』の成り立ちと構造の全容の解明を試みた名著。『史記』の世界へと格好の入門書。「『史記』の中の女性」を併収。

目次

1 『史記』読法―『史記』はどう読まれてきたか
2 正史の祖―紀伝体の創始
3 本紀―中国の弁証法
4 世家―政権割拠の力学
5 年表―どこまで歴史は遡れるか
6 列伝―古代市民社会の人々
著者『史記』関係論文一覧
『史記』略年表
『史記』の中の女性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

20
予想を上回る勢いで史記・司馬遷をディスる著者(笑)ほんまかいなと疑ってかかって史記を読み研究をする著者って好きです。2022/08/01

双海(ふたみ)

15
司馬遷の著した中国最初の正史『史記』は、古代中国の社会と人間を生き生きと描きだし、日本でも広く親しまれてきた。中国史研究に多大な業績をのこした著者が、六十年にわたる『史記』研究にもとづき、『史記』の成り立ちと構造の全容の解明を試みた名著。『史記』の世界へと格好の入門書。「『史記』の中の女性」を併収。 (カバーより)2014/06/03

うえ

9
「司馬遷が生きた武帝の時代には、かつて秦の始皇帝が理想としたような郡県政治が実現していた…諸侯は人民を治めぬ年金生活者になってい。司馬遷は…過去の封建制度を観察し、批判しながら『史記』世家三十巻を書いた…『史記』本紀が時間の経過に伴う縦の力学ならば、その世家は平面を支配する横の力学であると言える。中国に万国ありと言われた上古の都市国家分立の状態から、強力な中央集権国家が瞬時に発生するはずはなかった。たとえそれが力学的に必然の帰結であるにしても、帰結に達するまでには様々の経過を辿らねばならなかった。」2021/10/03

壱萬弐仟縁

9
故人の恩師から『史記』を奨められたのを想起して借りた。『史記』は中国人の民族史(22頁)。司馬遷の歴史記述は、生きた歴史を生き生きと叙述すること(59頁)。彼は古代的市民社会に生きた自由人(66頁)。自由だから自由に書くスタイルが出て来ても不思議でない。史観とは歴史事実の見方、説明の仕方であるべき(150頁)。因果関係を明らかにしつつも、自分史も登場する現代に必要な発想。自由は個人の信念の問題(157頁)。死んでも死なない人間(159頁)とは、芸術家が死後に評価されるような感じ。『史記』を今後読んでみる。2013/04/16

てら

8
中国史学の泰斗、宮崎市定の「凄み」が遺憾なく発揮された一冊。「仁を為すは己に由る。人に由らんや」(『論語』)を「他人の影響、誘惑、脅迫を離れて全く自由になりえた人が、自ら進んでやる行為が自然に仁となる」と解釈し、紂王を諌めて殺された比干の逸話を「忠」や「信」ではなく、「自由」の行使と見ているところなど、掛け値なしに感動した。学問とはこうでなければならない。司馬遷への愛情と冷徹な観察が矛盾していないところもすごい。まだまだ、古人から学ぶことは多い。2014/11/27

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