出版社内容情報
トーマ(1878‐1921)の代表作.ここに溢れている健康な,逞しい,しかも辛辣なユーモアは,必ずあなたを満足させるだろう.主人公の悪童ぶりは,あなたを心から笑わせると同時に,一種の鋭い諷刺を感じさせるだろう.そして,この南ドイツの,暖かく誠実な人間愛の作家の名は,あなたにとって親しい忘れ難いものになるだろう.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドラマチックガス
7
一日読破。『バーナード嬢曰く』から…と思っていたけれど、読み終わってから確認したら『悪童物語』じゃなくて『悪童日記』だった…!! 近くの書店に軒並みなく、むちゃくちゃ探してようやく見つけたのに…。まぁ面白かったからよしとしよう。偽りあるタイトルに厳しいことを自覚しているわたくしめですが、これ以上ないほど、タイトルまんまの本でした。2023/07/29
ゆかっぴ
4
まあ、家にいたらなかなか手こずりそうなやんちゃな少年のお話。でも結構周囲の大人たちを観察していたり、素直な面もありときどき改心した様子なのが子供らしくて面白い。2014/03/22
Yumi Ozaki
2
子供の頃、少年少女文学全集で読んでずっと探していました。どうしようもない悪童だろうけど、どこか憎めない。結構正直ないい子なんだなあ。2024/01/23
キャラウェイ
2
子供の誓いほど脆く・儚く、純真で美しいものはない。2015/01/14
ひでっち
2
所々ニヤリとしながら読みました。ストーリーは全然違いますが、漱石の『坊ちゃん』を思い出しました。2014/10/10