岩波文庫<br> デミアン (改版)

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岩波文庫
デミアン (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003243558
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

出版社内容情報

デミアンは,夢想的でありながら現実的な意志を持ち,輝く星のような霊気と生気を秘める謎めいた青年像である.「人間の使命はおのれにもどることだ」という命題を展開したこの小説は,第一次大戦直後の精神の危機を脱した作者が,世界とおのれ自身との転換期にうちたてたみごとな記念碑というべき名作.

内容説明

デミアンは、夢想的でありながら現実的な意志をいだき、輝く星のような霊気と秘めた生気とをもっている謎めいた青年像である。「人間の使命はおのれにもどることだ」という命題を展開したこの小説は、第1次大戦直後の精神の危機を脱したヘッセ(1877‐1962)が、世界とおのれ自身の転換期にうちたてたみごとな記念碑ともいうべき作品である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

123
「車輪の下」と同じく思春期の混沌を描いた作品だが無知で孤独なまま死んだ「車輪の下」の主人公とは違い、本作の主人公は芸術や心の友という救いを得ており、作品に力強さを感じた。深い泥沼に足を取られて苦痛と孤独に呑み込まれそうになりながらもなんとか立ち上がって歩き出すことを多かれ少なかれ人は繰り返して生きると思う。1つの精神が歩き出す力を得るまでの道筋が精緻に切実に描かれている。私は衆愚的幸せの中に生き甲斐を見出し生きているが、こんな風に孤独を肯定しどこまでも内面に没入し世界を考察し続ける生き方にも憧れを覚える。2021/10/17

かるかん

33
『ぼくたちの心のなかに誰かがいて、それがなんでも知っている、ということを心得ておくのは、とてもいいことだよ。』 多感な時期である少年の善悪に対する考え方が鮮明に描き出された作品だった。 平たく言うと、厨二病の少年が「沈まれ我が右手。」をしてる感じでした。厨二病とまとめてしまってはいけないのだろうけど、どうしてもそのことが頭から離れなかった。 ホモかな?あ、ちがった。やっぱりホモじゃないか。いや、なんか友達の母親に恋しだしたぞ?あ、ホモだった、って感じでした。2015/03/27

赤とんぼ

30
ヘッセの本はいつ読んでもやっぱり打ちのめされる。これだけ年とったから、もうちょっと離れて読めるかなと思ったのに、結局のめり込んでいた(苦笑)「神的なものと悪魔的なものを融合する神、アブラクサス」。カインのしるしを持つもの。孤独で、星を抱きしめるもの。それでも、エヴァ夫人の語る愛、そして、デミアンの言葉が暖かい。「きみはたぶん、いつかまた、ぼくを必要とすることがあるだろうね。ぼくはそんな時、来はしないよ。そんな時はね、君自身の心に耳をかたむけなければならない。そうすれば、ぼくがきみの中にいることがわかるよ」2015/04/10

ヨクト

21
誰にも成長の過程で影響を受けた人物がいると思う。それは親であったり、先生であったりするかもしれないし、同年代の友達であったかもしれない。デミアンとの出会いが本書主人公のそれである。デミアンと出会い前後で主人公の思想の変化が著しく、後半なんかは内容を全然理解できてはいないのだが、それでも面白かった。2015/10/17

18
もう何度読んだことか…今までは新潮版/高橋健二訳を読んでいましたが今回は岩波版/実吉捷郎訳を手に取りました。高橋訳になれている為か、読みづらい…訳し方に微妙なところも多々ある様な…読み進んでいくと気にならなくなりましたが。自分自身を目覚めさせるには絶好のヘッセ哲学。前期と後期の狭間で生まれた「デミアン」はある意味ヘッセ作品のピークでしょうね。2018/11/18

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